▼ 君は永遠の小悪魔
「俺…バンビが食べたいな??」
「えっ?!わ、わ、わたしっ?!」
『ねぇ、ルカ 誕生日に何か欲しい物ある?』
って聞かれて
正直に答えたらバンビは顔を真っ赤にして俯いた ちょっと刺激が強すぎたかな??
でも、いつもベタベタくっついてきてそれを我慢してる俺の身にもなってほしい…
あれはワザと?
小悪魔ぶりもほどほどにに…っ!
じゃないとこっちの身がもたない…
コウにあんな事したら
今頃、子供ができてるよ?
「……………った。じゃ、後でね…」
「え?」
違う事 考えてたら
バンビが何か言った…何て言ったんだろう
わからないけど…後で家に来ることになってるしその時に聞けばいいかと思って返事した
「あぁ、うん。じゃ、後でねバンビ。」
「うん。」
「?」
バンビは俯きながら走って行ってしまった。変なバンビ。。まぁ、いいや。
とにかく帰ろうホットケーキ焼いて待ってるって約束したから。
―
家に帰って、先にシャワーを浴びてからホットケーキを作りだす。いっぱい焼こう!だって、今日は俺の誕生日だからな…奮発だっ!
―トントンッ
10枚程 焼いたところでバンビが来た
「いらっしゃ〜い、バンビ!」
ドアを開けると そこには愛しいバンビ
髪にリボンをつけて
チュニックにフレアスカート
俺の好きな格好をしてきてくれたバンビ
可愛くて可愛く仕方がない 抱きしめたい
でも、我慢 我慢!
もうすぐコウが帰ってくるし…見つかるとウルサイ!まぁ、見せつけるってのもありだけど
「そこ座って〜ホットケーキもだいぶできたし」
ホットケーキを皿に乗せてコーラをグラスに注いでテーブルへと持っていく シャンパンなんか飲みたいけど僕達 まだ未成年
「はい。どうぞ♪」
「あ、ありがとうっ!!」
「ん?」
やっぱり何だか様子がおかしい
いつもはすぐ体をくっつけてキャッキャッ!言ってるのに…今は何だかとっても大人しい いつもの小悪魔ぶりはどうしたの?
「なんか、変だよバンビ?具合でも悪い?」
「あ、あのねっ!た、誕生日プレゼント持ってきたの!」
「え?あぁ、うん。ありがとう」
何故だか真っ赤なバンビ。それに、プレゼントなんて言いながら鞄からだす仕草なんてない
「か、髪につけてるリボン…とって…」
「え?」
リボン取るのは別にいいんだけど…バンビは涙目?顔は真っ赤…
本当にどうしちゃったのさバンビ…
そんな可愛い顔されたら堪らない…
キスしたくなる気持ちを抑えながらリボンの端を引っ張り外す
「誕生日おめでとうルカ…私を召し上がれ」
そして再び惑わされた きみは永遠の小悪魔
「お残しは禁止だからね?」
「お残しなんかするもんかっ!バンビ大好き〜♪チュウゥ〜♪」
「あっ… ちょっ…ル、ルカぁ!やぁっん!」
「うらぁぁぁ!テメぇらぁ!こんなとこでんなことするんじゃねぇぇっ!」
「キャッ!コウくん?!」
「バンビ♪見せつけちゃおうか?」
「テメぇの部屋でしやがれっっ!!」
お題配布サイト
確かに恋だった