テニスの王子様 | ナノ




「あの話を実行したいって言ったらお前さんはどうする?」

どうするも、何もあれはお得意の嘘だったんじゃないの?
いつもみたく私を騙して遊んでただけじゃないの?

「どうするってさ…今更信じてないって」

「じゃあ、その話抜きで俺はもえとちゃんと付き合いたいんじゃけど」

心臓が飛び跳ねた。
一瞬雅治が何を言っているのかわからなかった。
え?付き合いたい?誰と?私と?そんなわけあるわけない。
そんなことを考えていると気がついたら涙が溢れでていた。

「っ!なんで泣いとるんじゃ!?」

「だ、って…まさは、る……いっつも、違う女の人、連れて…」

「あれはっ…お前さんの気を引くためにやってたことじゃ!」

「ま、さはる…すぐ、嘘つく…じゃんっ」

「好きな子ほどいじめたくなるもんなんじゃ」

それより、泣くな。と言って雅治はそっと私の身体を包み込んでくれた。
雅治の匂い、たくましくなった腕、腕だけじゃない、筋肉もついてる。
私の知らない彼は考え方も変わってしまったのだろうか。
私はこのまま彼のこと信じても良いのだろうか。

「俺…確かに嘘つきじゃって思われとっても仕方ないかもしれんが…俺は今、もえのことが誰よりも必要なんじゃ…」

「まさ…」

「だから…俺と付き合ってほしいぜよ」

「よ、よろしく…お願いします」



信じた私がバカなんだ


あの時の雅治の言葉は真実。
嘘だったのは周りの勝手な噂。



−あとがき−

はいはいはいっ!仁王くん!来ました/(^o^)\
こんな口調だったかな?なんて色々考えながら頑張りました!
またおかしな所あったら訂正いたします!

ご覧いただきありがとうございました!

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