「ニーナちゃん本当可愛いね。」

「ありがとうございます!」

なんて会話毎回してるし、最中には好きだとか愛してるだとか言ってくるのにお別れとなるととても冷たくなる。
男の人ってこういう感じなんだなぁと一戦を引くようにもなった。

ここにも色んなお客さんがいた。
普通のサラリーマンの人が外回り中に休憩がてら、独り身だけど寂しくて来るおじさん、奥さんはいるけどマンネリ化してる人、付き合いで連れて来られてベットで寝ている人。
本当に色んな人を見た気がする。

カップルっぽくしたい、虐めてほしい、ただただ虐めたい、浮気っぽくて楽しいなんて人もいたかな?


一応お客さんの出入りは厳しくなっていたから、見た目がちょっと…って人はいなかったが、やっぱり人間見かけによらないもので…。





もう何時間こうやって過ごしているのだろう。
今日は暇だったようで、待機室で待っていた。
ふとケータイを見てみると、幼馴染の衛輔から久しぶりに会いたいとLINEが入っていた。
衛輔は確か高校3年生になってるのかな?
もう何年も会ってないし、すごく会いたかったけどバイトの予定を入れてしまっていてしばらくは無理。と返すと、バイト先どこなの?と聞かれ定食屋のことを言うと、学校の近くだったらしく、今度行くよと言われその日は終わった。

4つ下で、お姉ちゃんお姉ちゃんってよく後ろをついて来てたのを思い出す。


「ニーナちゃん、ごめんけど今日暇だからもう上がっていいよー。」

「はーい、お先ですー。」


衛輔かー、本当に来てくれるといいな。



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