蛍くんと付き合って、大好きな蛍くんと過ごせて楽しくて仕方ない。
でもちょっと寂しかったりする…。
部活が忙しいから仕方ないのはわかってるけど、やっぱり寂しいよ。
「蒼唯って最近僕の目を見て話さないよね。」
蛍くんが体育館の点検だって言って午後からオフになったと言われて蛍くんの家に呼ばれてる時にそう言われた。
「えっ…そうかな………。」
「そうだよ。今だって僕の目見ようとしない。」
蛍くんには何も隠し事ができないって思って目を見て話すのが少し嫌な時があるのは事実だった。
前にも知らない女の子に蛍くんと別れろって呼び出しされたのもすぐにバレたから…。
「何か僕に隠す事でもあるわけ?」
「そ、そんなんじゃ…ないよ……。」
「ふーん…。」
そう言ってつまらなさそうに雑誌に目を移す。
少し怒っているように思えたけど、この気持ちだけは言えない…。
「蒼唯が思ってること当ててあげようか。」
「えっ…?」
「僕とこうして過ごす時間がなくて寂しいって思ってるけど、僕に伝えたくない。だからなんでもわかってしまうと思って目を見て話さない。違う?」
雑誌に目を向けたままスラスラと私の感情を言い当ててしまう蛍くんはエスパーなのかな?なんてノンキに思ってしまった。
「ち…がいません……。」
はぁ。とため息を一つついて蛍くんは雑誌を置いて私の目の前に座る。
「僕と蒼唯は付き合ってるよね?」
「はい…。」
「じゃあさ、甘えてほしいんだけど。あまりワガママ言われると困るけど…でも僕にはなんでも言ってほしい。」
蛍くんはぎゅっと抱きしめて言ってくれた。
だからあなたの目を見なかった「僕に隠し事できないって改めて思ったデショ?」
「はい…。」
−あとがき−
うん、何が書きたかったのか…。
ご覧いただいてありがとうございました!
prev next