ハイキュー | ナノ




「俺、初めて会った時から蒼唯のこと気になってた。
俺と付き合ってくれないか?」

初めてクロと出会ったのは夏の合宿の日。
第一印象は背が大きくて目つきが悪くて変な髪型をした人。

烏野でマネージャーになってたくさんの人に会ってきたけど、クロは特別何考えてるかわからなかった。
それでも話してみるとクロは仲間想いで気配りができて、たくさん助けてもらった。
最終日になって連絡先を聞かれてその後ずっと連絡を取り合っていると、ある日電話でそう言われた。

もちろん私の言葉はYesだった。



その後お互い忙しくて会ったりはできなかったものの、連絡は毎日くれていた。
私もそれでいいと思っていたけで、やっぱりクラスの子とかが彼氏とのエピソードを話してるのを聞いて不安にならなかったと言ったら嘘になる。
でもワガママも言ってられないし、言えるわけない。


「蒼唯どうしたの…?」

「潔子、なんでもないよ!さ、練習練習!」

「無理しないでね。」

「ありがとう、大丈夫よ。」

潔子にも心配かけちゃって情けないなーなんて思ってクロのこと忘れようと必死に仕事をしていた。


「「「「おつかれっしたー!」」」」

練習が終わって日誌を書いてるとポケットでケータイが鳴った。
チラっと見てみるとクロから練習終わった。と一言。
今は返す気にならなくてそのままポケットにケータイを直して日誌に集中した。





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