ハイキュー | ナノ





たまたま友達の付き添いでやって来た高校生男子バレーボールインターハイ予選。
友達の彼氏がバレー部でレギュラーだから見に行きたいと言われ特に予定もなかったので着いて来てみたけど、あんまりバレーのルールも知らないし少し退屈していたので飲み物を買いに行くと言って席を離れて外に来ていた。

「んー、どうしようかな。」

特にアテもなく歩いていたらなんだか人だかりがあった。

「キャー!及川さんー!」

「一緒に写真撮ってくださいー!」

「はいはーい、いいよー。順番ねー。」

"ファン"ってやつかなと思い横を通りすぎる時に顔をチラっと見ると確かに顔立ちは良いな、と思ったのが彼の第一印象。




「もー!どこまで行ってたのさ!」

「ごめんごめん!ちょっと迷ってさー!」

席に戻ってコートを見てみると先ほどまでの試合は終わっていたみたいで違う色のユニフォームを着ている選手がアップを取っていた。

「彼氏どの人?」

「あの人!白と水色の!4番の人!」

そう言われてコートに目を移すと何かチームの人と話している人を見かけた。
確か青葉城西の岩泉…くんだっけな。

その岩泉くんを見てると隣で話してる人がこっちを見た。

「あっ…。」

「ん?どうしたの?」

なんでもない…と言ったものの岩泉くんが話していたのはさっきのモテモテの彼だった。

(選手だったんだ…。)





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