最近付き合いだした1つ年下のマネージャーの蒼唯は第一印象はいつでも笑顔だった。
俺にはもちろん、誰にだって笑顔だ。
そんな彼女がとても魅力的に感じたのはいつからだろうか。
「赤葦先輩っ!ドリンクです!」
「あぁ、ありがとう。」
少しドジで初めは先輩マネージャーにたくさん迷惑をかけて泣いてたっけな。
それがいつか、しっかり仕事ができるようになっていた。
俺がいない間の木兎さんの相手も…。
いつか蒼唯になんでそんなに毎日笑顔なのかと尋ねると、
「赤葦先輩は全然笑わないですね…楽しくないんですか?」
なんて言われてしまった。
別に楽しくないわけじゃないし、むしろ蒼唯といるときは楽しい。
でも蒼唯の目には俺が笑ってないように見えてたみたいだった。
「ねぇ、蒼唯。」
「なんですか!先輩っ!」
俺が呼んだ時にはいつも子犬のように嬉しそうに反応してくれる。
本当に愛おしく思う。
「俺といて…楽しい?」
「もちろんです!私は赤葦先輩のこと大好きです!」
そうやって笑ってくれる彼女がまた更に愛おしく思えた。
「俺も蒼唯のこと、大好きだよ。」
「っ!!あ、あの…け、京治先輩っ!」
「えっ…」
そう言って蒼唯は精一杯背伸びをして俺の頬にキスをした。
「私の方が大好きです!」
君がとても無邪気に笑うから可愛い彼女に今度は俺から唇にそっとキスをした。
−あとがき−
初赤葦くん夢でした!
私の中の赤葦くんはクールだけどヤキモチ妬きのイメージ…。
でも優しい感じの赤葦くんにしてみました!
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