ハイキュー | ナノ




何故だか、彼氏の衛輔の機嫌がすこぶる悪い。
特に喧嘩したわけでもないし、何かあったのか聞くと何もない。の一点張り。
黒尾にも喧嘩したの?部活中もイライラしてたけど。なんて心配された。

帰り道にも、いつもなら手を繋いで歩いてくれるのに、今日は私より先に歩いて行ってしまっている。

「衛輔っ!」

「な、何…。」

「もう1回聞くけど、なんでそんなに期限悪いの?私何かした?」

「何もないってば…。」

衛輔は目をそらす。
そのまままた歩きだしたけど、絶対に何かあったことはわかってる。

別にそこまで付き合いが長いわけじゃないけど、この感じは何かに拗ねてる感じだった。
前に犬岡くんの頭撫でたらこんな感じだったから。

でも今日はそんな行動した覚えもない。
いつも通り部活中は仕事してたし、学校でも男子とは必要最低限の会話しかしていない。しかも全部衛輔の目の前で。

絶対におかしい。

そう思って衛輔の腕をギュっと掴んだらビックリした顔でこっちを見た。

「何…。」

「何じゃない、衛輔くんは一体何に拗ねてるのかな?」

「えっ…。」

何でわかったの。って顔で私を見たすぐ後にふいっと顔をそらされた。





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