ハイキュー | ナノ



高校生になって彼氏という存在ができました。
月島蛍くん。
バレー部で、背も高くてクールで格好良い。
そんな蛍くんのことが気になって、2人で話してる時になんとなく「好き」って言葉が出てたみたいで、蛍くんもビックリしてたけど、「僕も。」って顔真っ赤にして言ってくれたことから交際は始まった。



「ねぇ、昨日のドラマ見たー?」

「あっ!見たよ!よかったよねー!私つい泣いちゃったよー。」

「愛してる…ずっと傍にいるから。とか言われたいよね!」


昨日のドラマの話でクラスは持ち切りだった中、優里ちゃんにも同じ話をされて、昨日見たドラマの内容を頭の中で思い出していた。


「そういえばさ…蒼唯って月島に"愛してる"とか"好き"って言われたことあるの?」

「そりゃ、付き合ってるんだしもちろ、ん……。」




あれ?おかしい。
もう半年にもなるのに、蛍くんからは聞いたこと…ない。

彼の性格上そんな甘いセリフ言ったりしないのかもしれないけど…うん、確かにない。

蛍くんって私のこと本当に好きで付き合ってくれてるのかなー。
私の中では上手く行ってるつもりだし、部活の忙しい中でも、オフの日は疲れてたとしても必ず会ってくれる。
試合だって毎回見に行かせてもらってる。


でも…私も一応女の子だし…不安にもなるよね…。






放課後、今日は蛍くんと帰る約束をしていたので、体育館にお邪魔していた。
少し前までは図書室で待っていたけど、1回私が眠ってしまって、練習が終わった蛍くんの連絡に気づかず、とても心配をかけてしまったので一緒に帰る日はこうやってマネージャーの仕事を手伝わせてもらってる。

「清水先輩!今日もよろしくお願いします!」

「蒼唯ちゃん!よろしくね。」


何回も試合やら練習試合がある度に会っているのでバレー部の方たちとは顔見知りだ。

prev next
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -