「ねぇ、蛍。もう負けないでね。」
立ち止まって蛍の背中に向かって呟いてみた。
「もう…みんなの悲しそうな顔…見たくない。」
「蒼唯…もう負けないよ。」
蛍は振り向いて私の頭を撫でてそう言ってくれた。
本当は知ってるよ、わかってるよ。
勝つことに、頑張ることに執着ないなんて言ってたけど、蛍だって悔しかったでしょ?
きっと誰よりも負けることが悔しいって思ってるはずだよね。
「蛍…東京の…オレンジコートに連れて行ってね、約束。」
「わかった。約束する。」
白く染まる街並真っ白な景色の中で、私たちは約束した。
蛍ならきっと…叶えてくれるよね。
−あとがき−
なんか、すごくツッキー好きなんですが…
イマイチ口調がわかりません!
嫌味を楽しそうに言ってるツッキーしか想像できないのでした\(^^)/
ご覧いただきありがとうございました!
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