本人にもわからないのに月島にわかる訳もなかった。

｢でもさ…。｣

月島の顔がグッと近くなる。

｢神谷って、ホント鈍感だよね。｣

｢えっ……。｣


月島の顔が少し赤くなっていた。
顔が近くなった理由も、月島の言ってる意味も全くわからない。




｢つ、きしま…、どういう、こと？｣

｢本当、鈍感すぎてムカつく。｣



気がつくと月島の顔が目の前にあった。
唇には柔らかくて暖かい感覚。
私の頭に回ってる月島の大きな手。

あ…私……月島にキスされてるんだ。


｢僕もさ、いつまでも我慢できる程大人じゃないんだけど。｣

｢いや…本当に意味が…。｣

｢言わなきゃわかんないの？｣




君は一人じゃないだろ。


｢ずっと話聞いてたけど、僕キミのこと好きだったんだけど。｣

｢僕はキミから離れないよ。｣



−あとがき−


ありきたりな短編夢でした！


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