教室でいつものようにルイと亮介がは話してて何故か#ame2#の顔が赤く染まっていて体調が悪いそうだ。と亮介に言われて少し焦ってルイの腕を引いて保健室まで歩いた。

でも本人は体調は悪くない。と言い切る。
そう言えば顔色はいつも通りに戻っていた。

ルイに好きな奴がいるってことがわかって何故か胸が痛くなったのは気のせいなのか?

「もし私が純のこと好きって言ったらどうする?」

そう言われて正直戸惑った。
俺はずっとルイのことを家族として一緒に過ごしてきたからこいつに対して恋心なんて抱いているのかどうかは俺にはわからなかった。

気がついたらきっとルイに対してひどいことを言ってしまったのかもしれない。

ルイは気づいてないかもしれないが、泣きそうになるといつも俺から逃げる。
今日もそうだ。俺が何を言ってもカーテンを開けようとしなかった。
こうやって逃げてるルイを追いかけたりすると面倒なことになるとわかっていたから、最後に一言後で迎えに来る。と言って保健室を後にした。

教室に戻ると亮介と花村が寄ってきてルイの体調の話を聞かれたが、寝てるってよ。と一言呟いて席に戻った。

「ねぇ、何かあったの?」
「あ?何がだよ」
「顔。怖いよ」

亮介には何も隠せないと今日改めて思わされたかもしれない。

「……いや、あいつが俺のこと好きだって言ったらどうする?って言われてよ…」
「うん、それで?」
「それは家族としてじゃねぇのか。って……」
「………」
「それだけだよ」
「純、お前バカだね」
「!……んだよ」
「バカすぎて何も言えないよ…」

はぁ。とため息をついてビシっとチョップされてイッテぇなぁ!と顔を上げてみると亮介はかなり怖い顔をしていたから少しギョッとしてしまった。

「それでさ、ルイのこと傷つけてどうしたいわけ?」
「……んなこと言ってもよ、俺はずっと家族として過ごして来たんだよ、急にそんなこと言われたって仕方ねぇじゃねぇか」
「はぁ、もういいよ」

授業終わってもルイのとこ行っちゃダメだよ。と俺に一言残して花村のとこに行って授業が終わったらルイを迎えに行くように頼んでいた。

んだよ、俺にどうしろっていうんだよ。


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