「んだよそれっ!!何かあんなら直接来いっての!!」
「まぁ…そう思うよね…」
「大丈夫だ、俺が何とかしてやっから」
「うん…ありがと…」
「だからよぉ、いつもみたいに笑ってくれよ」

じゃねぇとこっちの調子まで狂っちまうんだよ。と言った純の顔は心なしか赤くなっているように思えた。

かなり長い時間泣いていたみたいで気がつくとかなりの時間が経っていたようだった。

「純っ!!時間!!大丈夫なの?!」
「ゲッ、まぁ大丈夫だろ…亮介も哲も上手いこと言ってくれてるだろぉしな」
「ならいいんだけど…怒られたらちゃんと言ってね?私も謝りに行くから…」

んな心配すんじゃねぇっての!とワシャワシャと頭を撫でてくれる純にとても安心感を覚えて最近あまり眠れていなかったのに、今日はとてもゆっくりと眠れた。

夢の中で純が先ほどみたいにぎゅっと抱きしめてくれていつもみたいにお互い笑顔で過ごしている平凡だけど幸せな夢を見た。

目が覚めるといつもより身体は軽く、やっぱり純の言葉が効いたみたいで気持ちも軽く学校に向かった。

「おはよールイ」
「亮くん、おはよ」
「あれ?今日顔色いいじゃん。何かいいことでもあったの?」
「いや、特には…」
「昨日純の帰り遅かったけど悩み事解決したの?」
「解決…はしてないけど、もう大丈夫!亮くんにも心配かけたよね、ごめんね」
「ふふ、ルイは笑ってる顔が1番可愛いよ」

亮くんはそう言って私の頭をそっと撫でてくれた瞬間に純が飛んで来て亮介!てめぇ!!と叫んで哲くんが落ち着け純。と純をなだめて…その光景が本当に楽しくていつの間にか笑顔になれてたと思う。

周りの視線なんて関係ない、きっと純が傍にいてくれるから…

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