「神谷さんっ!!?あの青道の敏腕マネの神谷ルイさん!?」
「えっ…敏腕ではないけど…そうだよ」

学校で初めて顔を合わす人達からはそんな声をよくかけられていた。
その時に彼…景とも出会った。
初めは普通の中の良い友達だったけど、景に告白されて正直迷った。
私はずっと一也のことが好きだったから…それでも野球に専念したい。と高校生の時に告白されてたのを断っていたのを実は聞いてしまった。
だから私の初恋は叶わないし、伝えてはいけないのだと思いずっと気持ちを押し殺してきた。

だから忘れられたら…という気持ちで景と付き合うことにした。


一也は忙しそうだったので景のことは報告しなかった。
でも…きっと早く報告してたらこんなことにはならなかったのかな…。


「ルイ、そろそろ同棲しない?」
「えっ、うーん…そうだよね…ずっと言ってたし」
「それは良いってこと?」
「うんっ!いいよ!!」

お互い学校から遠いとこから通いで来ていたのでいつか学校から近いとこに住みたいね。なんて話をしていたので私は何の迷いもなく景のその言葉に賛成した。

それからはとても早かった。
家が決まって、引っ越して2人での生活が始まった。

でも…その選択が間違ってるなんて私は思いもしなかった。







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