「御幸…お前がルイに対して幼馴染ではない感情を持っていたのは俺たちは知っていたぞ?」

そう哲さんが言うと純さんと倉持が盛大に吹き出して笑ってやがる。
知っていた?いつから?俺だって自覚したのは最近だというのに?

「お前、気づいてなかったってやつか?おい」
「えっ、何がですか?」
「ヒャハ!高校時代からずっとお前がルイのこと見る目が怪しいって言ってたんだよ!俺たち!」

そう言われても…実感がなかった俺には不思議だった。
相変わらず3人は笑ったままだった…。

「…笑いすぎですよ」
「ハハハっ、わりぃわりぃ。とりあえず…俺たちも協力すっからお前1人で考え込むんじゃねーぞ?」

あぁ、この人達に話してよかったと思う。
ようやく自分の中の小さなモヤが少し晴れた気がする。


なぁ、ルイ。俺約束したよな?
いくつの時だったか、泣いてたお前に俺がこの先ずっと守ってやるからって。
だから…また俺の隣で一也って名前を呼んで笑ってくれよ。







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