ダイヤのエース | ナノ




※社会人設定 捏造注意


青道で野球部のマネージャーをしていたのがまだ最近のことのように感じる程あの頃のことはハッキリと覚えている。
3年間選手を支えて共に涙し、笑いあっていた時のこと。
そして伊佐敷に片思いしてたことも。
哲や亮介に告白しろって言われてたけどあの頃の関係が崩れてしまうのが怖くて結局告白もしないでお互い高校を卒業してしまった。
別に後悔はしていないしよくみんなで集まったりできているから私自身はそれで満足していた。
亮介は面白くなさそうにしているけど…

「蒼唯今度の土曜日またみんなで集まるけど来る?」
「もちろん!仕事さっさと終わらせて行くよ!」
「純も同じこと言ってた」
「い、伊佐敷は関係ないじゃん!!!」

こうやって今でも伊佐敷のことが気になってしまう辺り、私も未練がましいなー。
伊佐敷に好きな人ができた。とかいう話を聞けたらきっと諦めが付くのに…。

でもきっと私はそんな話を聞いてしまうと泣き崩れてしまうから聞きたくないっという気持ちもあった。そんなことを考えているとあっという間に土曜日になっていた。

『今日駅前のいつもの居酒屋で、今日は後輩達も呼んでいる。』
朝哲から相変わらず堅苦しいLINEが来ていて仕事終わったらすぐ行きます。とだけ返事を返して仕事に向かった。

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