■ バッツ×幼女化スコール
(スコールが幼女化)



「つまり…朝起きたら子供になってた、と」
スコールを見下ろせば、幼く丸みを帯びた顔に影がかかった。こちらを伺うように上目遣いでおどおどと見上げてくる恋人の姿は、かなりレア物だ。身体が縮んでしまったことで、心細さを感じているのだろうか。自分の身体を抱くように座り込んでいる。
「ついでに女の子になっちゃったんだっけ?」
「………」
「災難だったなぁ、スコール」
当然ながら、スコールがそれまで着ていた服は大きく、ズボンがベルトを絞めるまでもなくずり下がってしまうため、彼女は今、かろうじてシャツ一枚だった。パンツも穿いていない。白いシャツの裾から覗く柔らかそうな生足がやけに目を引いた。それに、ブラジャーなんてものがあるはずもないので、スコールの外見年齢にしては発達した胸がシャツに二つの膨らみを作り出している。透けることはなかったが、二つの膨らみのちょうど頂点にあたる位置にそれぞれ突起物が小さいながらも主張していた。要するに、隙だらけなのだ。思わず、舌舐めずりをしてしまう。
「!……ば、バッツ……」
男に漂う不穏な気配を感じ取ったのか、スコールがビクリと身体を強張らせ、ズリズリと後退りを始めた。
「なんで逃げるんだ?」
スコールが下がった分だけ、バッツも少女を追い詰めていく。直にスコールの背は壁に阻まれた。逃げ場を失った少女の腕を、男は捕らえるように掴んだ。
「離せっ…!」
男の手から逃れようと、スコールは身を捩ったが、体格差の開いた今は拘束する手はビクともしない。
「えー。なんでそんなに嫌がるんだよ」
「この身体であんなのを受け入れるなんて無理だ!」
それでもスコールは手足をばたつかせて逃れようとする。身体年齢に精神も影響されているのだろうか。稚拙なその抵抗が成人した男に敵うはずもなく、両手首が掴まれ、足も男の身体で封じられてしまった。
「『あんなの』って何だよ? …もしかして、おれがスコールにやらしいことするって思ってたのか?」
「……!」
にやにやとからかいの色で言ったバッツに、スコールは顔を真っ赤にして俯いてしまう。
「スコールってば、やらしーな」
空いた手で、ただし手つきはあくまでも優しく、俯く少女の頬に添えて顔を上げさせた。羞恥にか瞳を潤ませ、困惑の表情を隠す余裕もないらしい。バッツが情欲をもってスコールに触れようとしているのは明白であるのに、縋るように見上げてくる。
「…年上として、期待に応えてやらなきゃな」
バッツは、少女の不安に揺れる瞳の中に滲んだ、しかし確かな期待の色を見て言った。

「いやだぁ!」
生地の上から乳首を吸われ、スコールは幼い声をあげた。男が吸い付いた部分は、湿って生地の色を濃くしている。もう片方を大きな手で揉みしだかれると同時に、やわくカシリと噛まれ、悲鳴をあげた。
「ひいっ……!やめえ…っ」
そういやがられると、まるで子供を虐めているような気分になってくる。それに、肉体が劇的に変化してしまったことで、精神的にも不安定になっているのだろう。今回ばかりは、焦らすのは止めてやることにした。
幼い子宮から溢れでる愛液は、少女の股を伝い、床に染みを作り出している。
「もうこんなに濡れてんだな…やらし…」
少女の痴態に興奮が高まる。バッツは表情を取り繕うこともなく、スコールの耳元で囁いた。その羞恥に言葉を無くしたらしいスコールは、顔を真っ赤に染めて、瞳を潤ませた。上唇を噛み、涙を懸命に堪えるさまは、男の加虐心をよく擽った。ゾクゾクと背中を走った欲望に逆らうことなく、バッツは少女の股に触れる。少しねとりとした感触にほくそ笑んだ後、男は予告もなく、急性に指を膣内に侵入させた。
「あああ…!」
男の骨ばった指が、狭いなかを強引に突き進んでゆく。少女の身体はぎゅうぎゅうと指を締め付けた。食いちぎられそうだ、なんて考えながらバッツはスコールの顔にかかった前髪を払う。堪えきれなかった涙を目じりから流し、荒く息を吐いている。いつもは鋭くこちらをねめつける青い瞳が、今はもうぐずぐずに溶けてしまっていた。
「あう…う…ば、っつ…」
狭い道を拡げようとする指に泣きながら、スコールは助けを求める様に男の名を呼ぶ。痛みからか、それとも快楽からか。バッツにはその懇願を判断することは出来なかったが、どちらにせよ自分の都合の良い方に捉えるのだ。判断に意味はない。ひどい大人だよなぁ、なんて内心自嘲しながらも、顔には優しい微笑みを張り付ける。
「だいじょーぶだって。スコールが本当に嫌なことはしないから」


「あ、あ……はやく…はやく…ぅ」
「慌てるなって」
ひくひくと男を欲しがるはしたない少女の割れ目に、バッツは自身の怒張したものを押し当てる。くぷりと少し先端を押し進めただけで、身体のつくりは抵抗を見せてくるくせに、スコールはバッツが欲しいと愚図る。その上首にしがみ付いてくるもんだから、現在の体格差も相まって挿入が更に難しくなっていた。
「……なぁ、スコール。おれの挿れやすいようにさ、自分で拡げてくれよ」
「へ…?……え、なにっ…!」
「おれの、はやく欲しいんだろ?…なら、出来るよな」
最早ただの確認でしかないバッツのその言葉に、スコールは身体を震わせながら両手で秘部をくぱりと拡げた。鮮やかな色をした膣壁が男を誘うようにひくひく蠢いている。
「こ、これでいいんだろ…」
スコールが、涙混じりに言った。バッツはそれには返答せず、かわりにニッと笑ってスコールの目尻にキスを落とした。



(ここまで)





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