朗らかで麗らかな快晴のこんな良き日に、校舎内をリビングデッドが闊歩する。詰まるところバイオでハザードな状況なのである、現在進行形で。
校庭の様子の可笑しさを確認すると同時に、授業なうにも関わらず人気の少ない特別棟に逃げて来た。背後遠くからは悲鳴の嵐。一人だけ逃げるなんて薄情?おいおい、人間死ぬときゃ独りなんだぜ。変な同情で共倒れとかマジ勘弁!
おっ、とたまたま開いてた理科室に入る。お邪魔しまーす…。ゾンビの気配が無いのを確認してから即刻施錠。ついでに、暗くて埃っぽい遮光カーテンを閉める。かなり怪しいけど、外から見付かっても困る。ゾンビ共に人間並の思考能力が無いことを祈るしかない。




ああ、今日はなんて日だ!

(夢オチ希望!)
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