一見すると無人島。ここにシャンクス一味が滞在しているらしい。



「何でシャンクスの居場所知ってるかとか、聞いても?」



「さぁな。」



不思議だ。ちなみに私は今ミホークの小舟…筏?のはじっこに乗せてもらっている。これ、自分で作ったのだろうか…









「わぉ。本当にいた。」



海岸に見えた船の旗はまさしく赤髪のシャンクスのもの。



「ん?」



シャンクスの下っ端らしき男が船から現れ、ミホークの姿を認めると慌てたように走り去った。



「ね、ミホーク。君のそれは威嚇してるの?無意識なの?っていうかもしかして目つきが悪いだけ?」


「…フン。」



あら、無視?それとも気にしてたのかなぁ…

いやいや有り得ないでしょ。天下の鷹の目だよ?…うん。あれだ。「笑止。」ってやつだ。そういうことにしておこう。



ライアはミホークのかなり後ろをついていく。



だって下っ端達がミホークしか見てないんだもの。

無視されてるみたいで寂しいのさ。隣歩くと。



大分距離をおいていたせいか、ライアが集団のもとに辿り着くまでに用件は話し終えたらしい。


宴だと騒ぐシャンクスはまるで子どもだ。


ここは、うん。

まともに相手をしてくれそうな人の所に行こう。



- 15 -
次# 

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -