一見すると無人島。ここにシャンクス一味が滞在しているらしい。
「何でシャンクスの居場所知ってるかとか、聞いても?」
「さぁな。」
不思議だ。ちなみに私は今ミホークの小舟…筏?のはじっこに乗せてもらっている。これ、自分で作ったのだろうか…
「わぉ。本当にいた。」
海岸に見えた船の旗はまさしく赤髪のシャンクスのもの。
「ん?」
シャンクスの下っ端らしき男が船から現れ、ミホークの姿を認めると慌てたように走り去った。
「ね、ミホーク。君のそれは威嚇してるの?無意識なの?っていうかもしかして目つきが悪いだけ?」
「…フン。」
あら、無視?それとも気にしてたのかなぁ…
いやいや有り得ないでしょ。天下の鷹の目だよ?…うん。あれだ。「笑止。」ってやつだ。そういうことにしておこう。
ライアはミホークのかなり後ろをついていく。
だって下っ端達がミホークしか見てないんだもの。
無視されてるみたいで寂しいのさ。隣歩くと。
大分距離をおいていたせいか、ライアが集団のもとに辿り着くまでに用件は話し終えたらしい。
宴だと騒ぐシャンクスはまるで子どもだ。
ここは、うん。
まともに相手をしてくれそうな人の所に行こう。