3.恋は砂糖でできている


悩んでるときは時間の流れが早いもの

つまり何が言いたいかというともう、放課後だ

3Bに行かねば

でも、どんな案なんだろ?

嫌われてるのに大丈夫かなぁ?

っと、もうついてしまった

『仁王せんぱーい?


あれっ?いない?』


どこいったんだろ?


まぁ、待ってたらすぐ来るか


それまで景色でも見てよー


あぁ、もう桜も散り始めて寂しくなったなぁ


今までこんなこと考えたことなかったのに


恋の影響ってやつかな


景色変わって見えるって言うしね


「仁王せんぱーい!

話ってなんですかー?

って、あれ?昨日の…」


『へっ?き、切原くん!?

え、な、なんで…?』


「いや、俺は仁王先輩に呼ばれて…

あんたは?」


『わ、私も…』


「どーゆうことだよー

仁王先輩はよくわかんねーなぁ…

あっ、ていうかあんた名前はこの前聞きそびれたし…

いつまで、あんたっていうのは…」


『ふぇっ!?

あっ、えっとななしの、ななしのごんべいです!!』


「なんで、敬語なんだよ」


『あっ、そ、そうだね!

よろしくね切原くん!』

「…赤也でいい」

『えっ?』

「だからっ!あ、赤也でいい…//」

『…!

わ、かった

よろしくね、あ、赤也君…///』


「おう!よろしくなごんべい!」

まさかこんな展開になるなんて!!


これも、仁王先輩の作戦なのかな?


でも、すごくうれしい

もう、天にも昇れる気持ちだよ


「あっ…

そういえばさ…

お昼に仁王先輩にキ、キスされてたけど

仁王先輩とつ、付き合ってんの…?」


うっそぉぉぉおおおおおお


み ら れ て た ?


一気に地獄にまっさかさまだよぉぉぉおお!!


ど、どうすれば…!?


と、とりあえず誤解を解かないと…!!


『いやいや、全然そんな関係じゃなくて

ただのお友達というか…!!

キ、キスは仁王先輩のいたずらだよ…!?

悪趣味だよね〜!

私なんかからかってなにが楽しいんだか…




ねぇ、そう思うよね、赤也君!?』

いやいや、何いってんの!?

焦りまくって余計なこといってないか!?

「そんなことないだろ…

ごんべいは、か、かわいいと思うし…!

って、何言ってんだ俺!?

今のなし!!」


『う、うん…///』

切原君じゃなくて、あ、赤也君にそんなこと言われたら…///


どうやら赤也君は私を天に連れてきたいらしい

赤也君といればいるほど、一分一秒ことにもっと赤也君のことを好きになりそうだ

「じゃ、じゃあ俺部活いくからっ…!

また、見にこいよな!!」

『う、うん!

バイバイあ、赤也君!!』

本人に言うのはまだ、少し緊張する…!




恋をするだけでこんな気持ちに


好きな人と話すだけでこんな温かい、甘い気持ちになれるなんて初めて知った


少しは赤也君の目に写るかな?


仁王先輩のおかげで一歩前進


次あったときにお礼いっとこ!


恋は砂糖でできている

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