6.やっぱりキミが好き


「えーと、さっき言ってたのは実は今度の土曜日、大阪の四天宝寺っていうところと練習試合があるんだけど、マネージャーがいなくて、人が足りないんだ。平部員と準レギュラーはべつの試合があるし、四天宝寺にもマネージャーがいないし…




そこでなんだけど、ななしのさんマネージャーやってくれない?」




What?


なんで私?


いやいや他にも人がいるはずだ。なんせ立海はマンモス学校だし、生徒数は中等部だけでもたくさんいるし…



『っていうことでお断りしまs「えー、ごんべいやらないんか?残念じゃのう、赤也もごんべいがくればいつもより頑張ると思うんじゃが…(チラ)」…』



えー、そんな目でみられましても…




悶々と頭の中で赤也が喜ぶとめんどくさいという言葉が渦巻くなか一人の人物が立ち上がった。













「ねぇ、ごんべいちゃん…やるよね?(黒笑)まあ、断るなんてさせないけど、フフフ「む、しかし幸村強制は良くないのではないk」真田うるさいよ。まあ、やるよね?もし断ったりしたら…フフフ(黒笑)」





魔 王 君 臨


『や、やります。やらせてください(泣)』



そこまでいうなら、と爽やかな笑みを浮かべて微笑んでいる幸村先輩には逆らっちゃいけないような何かが存在していました。










結果的に幸村先輩に脅されてやることになったマネージャーだけど赤也のためならやってもいいかな…なんて考えちゃう私は


やっぱりキミが好き


(たとえどんな大変なことでもキミのためにやりたいと思う私は)


(相当きみに溺れてる)


(それでもやっぱりキミが一番好きだよ)

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