5.片思い卒業記念


この前赤也に告白されて、カップルになれたわけなんですけど

仁王先輩の計らいで今日赤也とデートに行くことになったんですよ!

初めてのデートですよ!?


すごい緊張してます(>_<)

でも、せっかく仁王先輩がセッティングしてくれたからめいっぱい楽しも!

よし、集合場所に着いた〜!

赤也はもういるかな?

なんでこんなに混んでるんだろ?

赤也見つけらんないよ(;´Д`)

『ん〜、まだいないっぽいなぁ〜』

ドンッ

『わっ、ごめんなさい』

よく、前を見てなかったから人にぶつかっちゃった…

「あぁ、こっちこそごめんね〜!

って、君かわい〜ね!

こんなかわいい子に会えるなんてラッキー!

ねぇ、暇ならお茶でもしない?」

『ふぇ!?』

こ、これはナンパというものでしょうか!?

今日は初めてのことが多いようです…

ナンパなんてどう対処していいのかわかんない…

「おぉーい?聞いてるー?」

『へっ、あ、はい!!』

「暇ならお茶しよーよ?」

『いや、あの、人待ってるんで…』

「別にその子も一緒でいいよー?」

『いや、でも、あのっ…!』

「えぇ、いいじゃん〜」

「千石さん、そいつ俺と待ち合わせしてるんで!」

『へっ?』

「あ、立海の切原君じゃん!

そっか、君の子か〜!アンラッキー

じゃあ、またね〜」

『あ、赤也、おはよう!』

「おはようじゃねー!

待ち合わせ場所に来てみれば、もうごんべいいるし

千石さんにナンパされてるし

ほんとに焦った…!

ごんべいは可愛いんだから気をつけろよな!!

はぁ、もっと早くくるんだった…」

『な、なんかごめんね(´・ω・`)』

「べ、別にいいよ…!(可愛すぎるだろっ…!/////)」

『今日は、映画見に行くんだよね?楽しみ(*´Д`*)』

「おう!仁王先輩からチケットもらったしな!

じゃ、行くか!」

『うん!』





『映画面白かったね!』

「なんで、あんな怖いの見れるんだよ!?

まさか、ホラーだったなんて…!」

『大丈夫?

赤也怖いの苦手なんて意外!』

「俺はごんべいが得意っていうほうが意外だけどな」

『そうかなー?』

「おう

そういえば、ごんべいは次どこ行きたい?」

『ん〜、そうだな〜








あっ!赤也とプリクラ撮りたい!』


「プリクラ?まぁ、いいや、じゃあ、ゲーセン行こーぜ!!」

『うん!』




「撮影終了したよ!左の落書きコーナーに移動してね!」

「落書きスタート!!」

『へへっ〜、なんて描こうかな〜』

「うぉ、すげーむっちや、目でけぇ!!

プリクラってすげーな!!」

『赤也もちゃんと落書きしてよー?』

「おう!」

赤也は初めてプリクラ撮ったみたいで目がきらきらしててとってもかわいかった!

さて、私も落書きしないと…!

なんて描こーかな?

あっ!いいこと思いついた!

それにしよう!


ふふふっ!


出来上がるの楽しみ(*´Д`*)


「落書きタイム終了ー!忘れ物に注意してね!」

「なあなあ、さっき、一生懸命何かいてたの?」

『出来上がるまで内緒!』

「ぇぇええええ!教えろよ〜!」

『ヤーダ!』

そんな簡単に言えないよ

“赤也大好き“なんて

素直に言えない私の気持ち

片思い卒業記念

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