「白ひげ、ここは死に場所には相応しくないわよ?」
「グララララララ、魔女にそんなこたァ言われるとはな」
戦場で言葉を交わす2人
「白ひげは、重要な存在なの
エースにとっても、海賊にとってもね
白ひげが死ぬだけで、世界の均衡は崩れる
白ひげは、それがお望みなのかしら?」
セロンの言葉に、白ひげは眉を寄せた
「だからオレを助けるってか?」
薙刀で海兵を吹き飛ばしながら、白ひげは問う
「まぁ、世界の均衡なんて知らないけど
エースには白ひげが必要だから、私はココに来たの」
「この老いぼれが、必要たァあいつもまだまだだな」
「それだけ白ひげは、偉大な存在だということよ
だから何があっても自分を犠牲にすることは許さないし、許されない」
セロンは白ひげに向かい、はっきりとそう告げた
「グララララ、威勢のいい小娘が上から話しやがって」
おかしそうに笑う白ひげに、セロンは告げた
「とにかく、私は貴方と戦うことにしましたから」
「魔女との共闘も、悪かねェか」
白ひげはそう言い、グラグラの実の能力を解放した
海兵は派手にぶっ飛ばされ、戦意を喪失する
その周りでは、巨大な二匹の狼が海兵を喰らう
さながら、地獄絵図のようだ
そのなかで、セロンは笑みを浮かべながら敵を倒す
今のセロンは、誰にも負ける気がしないのだ
視線の先にはエースとルフィ
最愛の2人がいるから、セロンは負けられないのだ
(……絶対に助ける)
決意を胸に、セロンは力を奮うのだった
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