「おやすみなさい」
「おやすみ」
「………」
「………」
「………ねぇ」
「………」
「寝ちゃった?」
「……眠れないの?」
「今さ、こうやって二人で並んで寝てるでしょ」
「?」
「でもさ、何年かすれば子供が二人できて、私たちの間で寝てる」
「二人は決定なの?」
「うん、二人。でね、二人が大きくなるまでは四人で並んで寝るけど、またその内二人で並んで寝るようになるの」
「うん」
「喧嘩した日はそっぽ向いて寝てるかもしれないけど、それでも並んで寝るの」
「うん」
「私と京治がおばさんとおじさんになっても、おばあさんとおじいさんになっても、並んで寝るの」
「いいね」
「できればそのまま二人並んで死んでいきたいわ」
「ちょっと、急に怖いこと言うね」
「そう?私の一番の理想なんだけどな」
「まぁでも、どっちか先にいくのは寂しいね」
「でしょ?だから一番の理想なの。」
「うん。名前は、今幸せ?」
「幸せよ。当たり前じゃない、京治の奥さんになれたんだもん」
「ありがとう」
「これからも、ずっとよろしくね」
「こちらこそ」



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