nonstop desire

バルトとクルツの試合が開催されると聞いて、私は持っていたスマホで放課後教室にその試合を見る。バルトとクルツは熱い戦いを見せたが、バルトの超ゼツベイでクルツに勝つのだった。久しぶりに熱いバトルを見たな…。私はスマホを鞄にしまい、教室を出ようとすると教室に走ってきた日夏ちゃんにぶつかるのだった。

「ごめん。大丈夫…?」
「うん。大丈夫…。それよりさ、大変なの!?」
「どうしたの?乱ベイ組がアイガのベイ奪っちゃって」
「乱ベイ組が!?とりあえず、行こうか」

私たちは急いで乱ベイ組へ行くと、そこにはアイガ、フブキ、スオウ、乱ベイ組がいた。とりあえず、アイガのベイは無事に返ってきたみたいでよかった。私は一安心すると、ソーチョーとフブキの試合が始まろうとしていた。

「3.2.1.ゴーシュート!」

お互いのベイがスタジアムでぶつかりあう。この勝負フブキの方が押している…。フブキのベイがソーチョーのベイをはじけ飛ばすと、ソーチョーのベイがバーストした。

「畜生…」
「お前は過信したんだ…。これが俺のベイだ…」

そういうと、フブキ達は立ち去っていく。私はその後を追うようにして、米駒学園の屋上でフブキの試合を見ていると、アイガがやってきた。

「バトルしようぜ。俺は蒼井バルトを倒して、超ゼツ無敵の最強のチャンピオンになってやる!」
「いいだろう。その大口叩けないようにしてやる」

アイガとフブキはスタジアムの前に立ち掛け声と共にお互いのベイをスタジアムに放つ。フブキは少しだけシュートフォームを変えてきていた。前のようになると読んだんだな…。

「エンペラードリフト!」
「お前の読みはお見通しなんだよ!」

そう言い放ったアイガは必殺技を決めると、フブキのベイをバーストさせた。

「なっ」
「先輩が…」
「バーストさせられるなんて」

日夏ちゃんたち、ベイクラブの皆は落ち込み、ナルちゃんは「アイガが勝った〜!」と喜んでいると、ナルちゃんが「あっ」と大声を出す。

「どうしたの?」
「ニュース速報だって!」

アナウンスが流れて、ルイとバルトのタイトルマッチが決まった速報だった。また熱いバトルが見れるかな?私は胸を躍らされながらわくわくした気持ちでいた。
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