企画



『夏休み、かぁ…今年はどんなことがあるかな〜♪』

恭耶「俺は海に行きたいなぁー。」

『あっ、行きたーい!』

優介「だったらみんなで行きましょうよ!」

貴臣「それは良いですね。」

恭耶「よ〜っし、後は斯波さんだけだな!」

優介「あっ、じゃあ僕が呼んできますね!」

『うん、ごめんね?優介くんっ』

恭耶「いいって、いいって!気にすんなよなっ」

優介「む・・・全然構わないんだけど、恭ちゃんが言うのはおかしいんじゃない?」

貴臣「まあまあ、優介お願いしますね。」

恭耶「ははっ!いってらっしゃ〜いっ」

****

駿一「…海だと?」

『はい、良かったら先輩も一緒に行きませんか?』

恭耶「断る訳ないですよねぇ〜、菜緒からの誘いだし。」

駿一「恭耶、何が言いたいんだ。」

貴臣「斯波くん?」

駿一「まぁ…そうだな、行ってやらんことも無い。」

『やった!じゃあ、どこに行きます?私あんまり良いとことか知らないんですよね。』

恭耶「うーん、そうだな・・・セイシェル?モルディブ?あっ!そうだっ!バリにいいホテルあるんだぜ!?全室コテージタイプでさ、プライバシーも万全な上に部屋に専用プールもついてんだ!16歳以下お断りっつうのもイイよな!」

『あっ!そこはダメっ!!』

優介「えっ?どうしてですか?バリなら食べ物も美味しいですし、お買い物も楽しめますよ?」

『えっと・・・笑わないっ?そこは新婚旅行で行きたいなって夢があるのっ//だから今はダメっ!!そっ、それにそんな高いとこ無理だしっ!何よりパスポートだって・・・(ごにょごにょ)』

恭耶「あぁ、確かにいいかもなっ!アレだろ?誰にも見られないプールに裸で飛び込むんだよなっ!?」

駿一「・・・覚えておこう。」

恭耶「何言ってるんですか斯波さん、菜緒と結婚したいと思ってるのはここにいる4人以外にもいるんですからね!」

『えぇっ!?///』

優介「・・・もしかして北条先生、とか?」

恭耶「その通り。あの野郎も油断できねぇよ。」

貴臣「話が逸れてますよ・・・否定はしませんが。」

『た、貴臣さんまで・・・///』

駿一「栗原、夏の旅行の件は理事長には伏せておけ。」
優介「そうですね、それだけで無くはっきりと決まるまで奥様にもナイショにしておいて下さい。」


『ほえっ!?どうして??お母さんにも言っちゃダメなの?』

恭耶「当然じゃん!奥様の耳に入ったらそのまま理事長に筒抜けだろ?そしたらメガネの耳にも入るじゃん!」

貴臣「北条先生なら上手い具合に理事長を操って、自分も同行する方向に持って行きそうですから。」

『・・・北条先生が行くとやっぱりハメは外せなくなりますよね。それはイヤだなぁ・・・』

恭耶「そうそう!それにさ、北条がいたら・・・こんな風に菜緒にくっついたり出来ないし、ね?(ぎゅっ」

『きょ、恭耶くん・・・///』

優介「ちょ、ちょっと恭ちゃん!?///」

貴臣「恭耶くん、菜緒様が困っていますよ。」

駿一「栗原から離れろ!!」

恭耶「・・・やだなぁ、みんなマジで嫉妬したりしちゃって♪」

『んーっ//もうっ!えいっ(コチョコチョっ)』

恭耶「わっ、うははははっ、ちょ、ちょっと待て、やめろって菜緒っ」

『はー、助かった//もう!ダメでしょ?恭耶くんはっ』

優介「・・・いいなぁ、僕も菜緒様にコチョコチョされたいよ。」

駿一「・・・優介、斯波家の人間がさもしい事を言うな。」

恭耶「斯波さんだって羨ましい癖にぃ〜」

貴臣「・・・恭耶君、後でお話が。で、旅行の件ですが、菜緒様のパスポートの件はまだ間に合うので良いとして、費用的な部分がご心配であれば別荘を利用するのが1番かと思うのですが、いかがでしょう?」

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