翌日は講義がなかったので、朝からバイトを入れていた。バイト先は女子力高めなおしゃれなカフェ。テラス席で談笑している女子たちを見ると、みんな輝いて見えて少しうらやましくなる。小さく息を吐いて、いつもの様にやる気満々なフリーターモードに切り替える。よし、と気合を入れたと同時にカフェのドアが開いた。「名前ちゃん、会いに来たよ」爽やかな風を纏いながら現れたやつに、胃が痛くなる。1名のストーカー様ご案内。prevback