long | ナノ



「ふふ」
「うふふ」
見つめあうこと約2分。
そろそろ顔が引きつってくる。
こいつ、化け物か?
なんでずっと笑っていられる。
いや、私の演技力を持ってすれば・・・。

「君、やっぱりおもしろいね」
彼の眼光が鋭くなり、頬を両手で包まれる。
「なっ」
「僕の、必殺!笑顔100%!に物怖じしないとは」
なんだそれ!
というか、顔が近い。
触れられた頬が染まり、初めての経験にしどろもどろになる。

「緊張してるの?ふふ、可愛いなあ」
そうだ、あくまで私は清楚な乙女。
しおらしく振る舞うのだ。
「やめてください・・・」
「いやだよ、名前ちゃん?」

prev next
back



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -