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「き、きさまは!微笑みの貴公子 ヒグマ仮面!!」
「仮面なのに微笑んでいるのが分かる!これがヤツの力か・・・!!」
「はい!!カーット!!!」
教室中に大きな名前の声が響き渡った。

「英二はもっと鬼気迫る感じで!あと村人A!セリフはワンブレスで!仮面なのに微笑んでいるのが分かるこれがヤツの力か!!はいリピートアフタミー!!」
「か、仮面なのに・・・」
「ちっがーう!仮面なのに微笑んでいるのが分かるこれがヤツの力か!!時間ないんだから1回で分かれ!」
あたふたする村人A。
それを不憫な眼差しで見守る俺たち。
「仮面なのに微笑んでいるのが分かるこれがヤツの力か・・・」
「もっと強大な力を前にした感を出して!あと視線を泳がせない!」
「は、はい・・・」

そんなやりとりが10回を超えるころには、村人BもCもヒグマ仮面、もとい不二も、まあまあと名前をなだめ始めた。

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