森林浴の木陰




朱さんリクエストその1

ニンフォマニアな夢主が自慰→見られる→最終的にヤるな流れで二つのうち一つ
水浴びして自慰に耽ってたらベルトルトに見られてた話











森の中は、自然の匂いがする。
木と葉の匂いと土の匂い、それを運ぶ風。
太陽の暑ささえなければ森はとても好きな場所だ。
人気のない森の中を歩き回っても、当然誰も居ない。
森は常に秘密主義者の活動時間帯に使用される。
薄暗い景色、朝と夜の中間の光、熱を孕んだ樹の中身から滲む樹液。
もし見られても、秘密を共有できる人間にしか会わないだろうからという理由で私はこの時間を選んで水を浴びる。
泉についた途端にベルトを外し、服を脱ぐ。
脱いでも暑さは消えず、布が汗を吸っていて気持ちが悪い。
訓練は苦にならなくても、体臭と汗とその他諸々汚れの匂いに耐えられなくなる。
髪にまで匂いが染み付くのが嫌で、森の中の比較的綺麗な水で体を綺麗にしたくて水を浴びにくることを知っている人間は、今のところいない。
知られてもいいけど、この静かな泉が女子訓練兵の黄色い声で溢れかえるのは想像したくなかった。
森の中は静かで、自然に包まれ、自分がどれだけ小さい存在なのか、世界にどれだけ生かされているのか知れる場所。
他の人はどうか知らないけど、私はそう思っている。
ブーツもズボンも下着も脱いで、近くの岩の上にジャケットを置き、ジャケットの上に服を置く。
さあ、水を浴びようと泉を見れば、美しい水が手招きするように眼前に広がった。
透明度の高い水の底には、岩とすこしの砂。
いるのは稚魚くらいで、大きな魚は見たことがない。
大昔はこの泉で狩猟民族が水を汲んで生活していたのだろうと推測できるくらいには、綺麗な水。
冷たい水の中に足を突っ込んで、腰まで浸かる。
汚れていた足の裏が清められるような感覚がして、水の中を少し歩く。
体温が泉に包まれ、脚を動かすたびに自分の体温と水の温度がどれほど違うか分かる。
温度は水の中で溶けることなく、背中のあたりまで浸かってから下半身を軽く洗い流す。
水を手で救い、首から下にかけては体を擦る。
垢まみれというほどでもないけれど、訓練ばかりの日々だと何となく体が汚れていく気がしてならない。
この水を浴びたあとは、すこしすっきりする。
そしてここは、人が来ないのだ。
だからここにくるのを止められない。

ひと通り体を泉の綺麗な水で洗い流したあと、胸の下を洗った。
大きめの乳房の下は蒸れやすく、痒くなる前にこうして定期的に洗わないと不潔だ。
乳房の下を洗う水は滴り落ちて臍の下へ辿り着く前に泉の中へと戻っていく。
腰下は泉の中で冷たい温度に包まれ、自分の熱を確認する。
乳房の先の淡い先は、丸く小さい。
子供でも産めば乳房の先は変化していくという、その時にならないと分からないけど、私はそういうことがとても好きだ。
手をそっと泉の中にある腰へ持って行き、指で陰唇を開き性器を洗う。
「そういうこと」は訓練兵になってからご無沙汰すぎて性器が乾ききってしまいそうだから、常に誰か寝ている訓練兵舎ではなく人気のない泉で自慰をする。
女子兵士を適当に口説いて女性としてもいいけど、どうせするのなら荒々しく突いてくれる男性がいい。
でも、そうしてくれる男性は訓練兵には殆どいない。
図体だけで言えばライナーは相当いい腰使いをしてくれそうだし、ジャンは誘いに簡単に乗ってくれるだろうけど自己満足な行為をしそうだし、エレンにはミカサが付きっきりなので無理。
アルミンは童貞だろうし、案外コニーは童貞ではなさそうな感じがするので軽く誘えばしてくれるだろう、でもコニーは口が軽そうなので無理。
もう一人だけ良さそうな人はいるけど、果たして誘いに乗るんだろうか。
黒髪、皆より少しだけ黒い肌、大きめの鼻に対して可愛らしいくらい落ち着いた瞳。
高い身長と良い成績、いつもライナーの隣にいる無口で控えめなベルトルト。
彼ならどうだろう、とは常々思っていた。
口は硬そうだしセックスフレンドとして仲良くなれないものか、と思うたびに過ぎるライナーの顔。
彼がいつも側にいるから話しかけられない。
どうにかして話せない機会が出来ないものか。
性器を洗い、膣のあたりにある恥垢を落とす。
ベルトルトの大きな手と指なら、私の性器なんて簡単に擦れてしまう。
ベルトルトの大人しそうな顔が快感に歪むとき、どんな顔をするのか。
大人しい顔をしているけど、性欲に抗えなくなったとき、どんな腰使いで責めてくるのか。
性器を使ったコミュニケーションを知っているのか、知らないのか。
彼のことは殆ど知らないけど、期待は出来る。
だって、あんなに良い体躯をしているのだもの。
私の体なんか簡単に組み伏せられてしまう、そう思うと性器が熱を持つ。
筋肉質な体に抱かれて、性器を突かれて、体は男性の乱暴さを含んだ性欲をぶつけられて、恍惚とした屈辱の中果てる。
ご無沙汰すぎる感覚を思い出して性器を弄れば、すぐに快感の先走りが背中を伝った。
すこしだけ屈んで、泉の冷たさを肌で感じられるくらいにまで腰を折り曲げ、脚を開く。
性器を水の中で弄っているのに、ぬるぬるしたものが指に触れる。
「ん、ああぁ」
虚しく漏れた喘ぎも水の中に潜るように消えていく。
誰も見ていないのだから、別にいい。
指を挿入して、膣内の気持ちいい部分を押して手の動きを使って子宮を揺らす。
力で敵わない男性の腰使いで突いて子宮を揺らしてもらうときの、あの感覚を思い出せば子宮が疼いた。
腫れたクリトリスに触れれば淡い快感と同時に揺れる子宮に反応するように勃起してくる。
泉の中で、膣内を洗うように自慰をすれば自然と声が漏れた。
喘ぐうちに酸素が欲しくなって、顔をあげてぼうっとした表情筋のまま呼吸する。
冷たい森の空気が、熱を持った私の体の中に取り込まれていく。
ふと、視線をずらして木々を見つめる。
動物でも出てきたらどうするかと思っただけだったが、すぐに気づく、誰かいる。
鹿や猪ではない、間違いなく人間。
背丈からして、あの姿をした生き物は人間しかいない。
自慰を止める気はないので、気づいていないふりをして誰が覗いているのか伺う。
覗かれていたのはいつからだったのか、まあ別にいいや。
というか誰なんだろう、覗くなんて趣味は良くないけど興奮するので問題ない、一般通過の市民男性なら誘って今にでもセックスしたい。
良くない趣味を持つ男性がどんなセックスをするか、興味はあった。
背丈がどれほどか分からないけど、なんとなく男性が覗き見ているように見える。
それなら、と泉の中から移動し、泉の淵に腰掛ける。
脚を開いて見えるように自慰をして、声をあげた。
わざとらしく、淫乱に見えるように指の動きと声を激しくして、自分で自分のいいところを探る。
覗いている影は動く気配がなく、後ろ暗い快感と優越感が私を支配した。
覗かせてやっているのに気づかれていない上に、向こうは覗いているし、私は自慰行為を覗かれて興奮している。
クリトリスと膣内の一部分がぐっと膨らんだのが指先で分かって、指使いを激しくした。
ああ、これはいい。
激しく動かしているうちに、腰が上がって達する。
膣内に入っていた泉の水なのか潮なのかは分からないけど、達して性器が締まった途端びゅっと潮を噴いた。
覗いている人からすれば、自慰で潮を噴く女だと思われただろう。
さあ、こちらへ来てほしい、まだ足りない。
腰が落ち着いてから、上半身を起こす。
もう一度するりと泉の中に入り、首の辺りを洗いながら声をかけた。
「いるんでしょう、来て」

奥のほうで、ガサっという木と葉の触れる音がした。
驚いたのか嬉々としているのか分からないけど、動いたのは間違いない。
さあどんな人が来るかと目をやっていると、覗いていた人物の顔だけが見えた。
ベルトルトだ。
意外な人物を見て、え、と声を漏らせば「あっああ、ごめん、なまえ、その。」と何か申し訳なさそうにしている。
顔は赤いし声の合間に息を切らしているから、私の自慰を見て自慰をしていたんだろう。
見られてはいけないところを見られてしまったのは私のはずなのに、焦っているのはベルトルトだけ。
面白くなって、ベルトルトに声をかける。
「いいの、ねえ、こっちきて」
にっこりと微笑むと、ベルトルトが渋々といった感じで木陰から出てきた。
急いで直したズボンと赤い顔をしたベルトルトが、困ったような顔をしている。
女っぽく笑って、裸のままベルトルトを誘う。
「この森いいよね、静かで人がいなくて」
「そう、だね。」
「ねえ、どこから見てオナニーしてた?」
「・・・っと・・・なまえが服を脱いでた、あたりから・・・。」
想像より最初だった、と思い泉から上がりベルトルトの前に立つ。
高い背、大きな体、全裸の私を前にして赤い顔をするベルトルト。
逃げる気配は無いので、男性は皆性欲に弱いのを目の当たりにして嬉しくなる。
私を、早く悦ばせて。
「水から上がると寒いの、ねえ、あったまらない?」
ベルトルトに数歩近寄り何もせずにいると、ベルトルトの大きな手が胸を優しく掴んだ。
大きな手が乳房に埋もれ、私の首元にまでベルトルトの顔が来る。
男性の匂いがして、胸が疼く。
ベルトルトがジャケットを脱いで、私の背後に放り投げた。
ああ、これは良い気遣いだ。
熱い舌と息がかかる胸元にいるベルトルトの服を脱がせてあげると、私の腰を掴んだまま乳房と鎖骨を愛撫し始めた。
甘えた愛撫に刺激されて、ズボンのチャックを下ろしてあげた。
ん、とベルトルトが声を漏らし片手でズボンを緩めてから、私をそっと押し倒した。
寝転んだ背中には、大きなジャケットがある。
ズボンを緩めて出した男性器は、期待どおりの大きさだった。
私が声をかけた時点で寸止めだったのか、亀頭と睾丸が今にも射精しそうなくらい真っ赤に腫れている。
細い女の子の腕くらいある男性器を真っ赤に腫らしたベルトルトがはあはあと息を切らしながら、私に覆いかぶさった。
「なまえ、いつ気づいたの?」
「オナニー始めたとき」
「いつもこんなことしてるの?」
「そんなことはない、けど」
でもね、と女らしく微笑んで誘う。
「訓練兵になってからセックスしてなくて、男の人のおちんちん欲しいなあって」
ベルトルトの頬から鎖骨にかけてに触れながら、伺う。
驚きつつも性欲に勝てないベルトルトが初々しくて可愛い。
困ったような瞳に、優しい目元に浮かんだ性欲。
「ベルトルト、背おっきいでしょ?ベルトルトとはセックスしたいなーって思ってたんだよね」
手を伸ばして、今にも破裂しそうな男性器を撫でる。
掌にカウパーが触れたので、私を見ながら自慰行為をしていて達しそうだという時に私が声をかけたのだろう。
それなら、私で射精すればいい。
「なまえは、好きじゃない人と出来るの?」
またまた初々しい質問に、ベルトルトの大きな体を軽く抱きしめて答える。
「セックス大好きなの、でも誰でもいいわけじゃないよ、この人としたら気持ちよくなれそうだなーって人とセックスするのが好き」
「そう、なんだ。」
「そうだよ」
「なまえは・・・僕は・・・その。」
何が言いたいかは察しているけれど、こうすることで、男性の性欲を支配できるからあえて言わせる。
「僕は・・・なまえがいいなら、したい・・・。」
はあはあと息を切らしながら耐えるベルトルトが愛しく思えて、脚を開いて腰を招き入れる。
大きいから挿入しにくいかもしれないけど、久しぶりのセックス。
既に濡れていた性器に触れたベルトルトが興味深そうに肉唇を開いて性器を見た。
濡れた膣口に触れ、クリトリスに触れ、溢れる愛液に指を絡め、膣口に指を埋めてくれる。
大きくて太い指、女の私じゃできないこと。
ベルトルトの指が膣内を行き来して、いいところに当たるたびに声が漏れる。
「なまえ、この中気持ちいいの?」
「私は、中、気持ちいいよっ」
性格には子宮が揺れて気持ちいいんだけどね、とは言わない。
ベルトルトも年頃だから、そのあたりの知識はしっかりしていないだろう。
私の声を聞いたベルトルトが、自らの性器を私の膣口にあてがった。
久しぶりで心地の良い圧迫感に嬉しくなって、ベルトルトを抱きしめて脚を開いて腰の力を緩める。
大きな亀頭がぬるりと挿入され、ゆっくりと入ってきた。
体に似合ったものを持っていて、期待ができそうなのと同時に、大きすぎて少し苦しい。
ぐ、と性器が挿入されるたびに息が止まった。
奥まで挿入したいのか、腰が迫るたびにベルトルトが息を切らす。
ベルトルトの据わった目の奥には、性欲が浮かんでいる。
「なまえ、なまえ、僕の、あぁっ。」
何か言いたそうにしてるけど、気持ちよくてそれどころじゃないんだろう。
恐らく寸止めを食らったのだ、射精したくて仕方ないのも理解できる。
ベルトルトが余裕なさそうに腰を動かし始め、内臓が揺れた。
うっ、と息がつまるけど、性器から感じる快感は確かなものだった。
子宮を突かれるたびに、ずるずると膣内が裏返りそうなくらいの快感が這い、子宮口に腫れた亀頭がぶつかる。
太くて大きいものが膣口で擦れるたび頭の中が弾けそうなくらい気持ちいい。
「なまえ、僕、きもちいいっ、なまえ、ああっ!」
「きもちいっ、ベルトルトのちんちんでっ、もっとゴシゴシしてえっ」
「なまえの中、熱い・・・とろってして、る・・・。」
反応からして、セックスには慣れていないんだろうと思い抱きしめてあげた。
見た目はしっかりしてても、やっぱり歳相応。
性だけ年増な私は、ベルトルトの腰を受け入れる。
膣口からぐちぐちと愛液の混ざる音がして、奥のほうで何か膨らむ感じがしたときにはベルトルトが私の顔を見つめたまま腰を振り始めた。
顔を引き寄せてキスをしてあげると、大きな舌が私の口腔内を舐めまわす。
唾液が音を立てて絡まり、ベルトルトの荒い息の中に声が混じる。
もう達しそうなのを察して膣を締めると「んんっ。」とベルトルトが可愛らしく喘いだ。
大きな男性の小さな喘ぎほど、可愛いものはない。
この喘ぎを私の体のおかげで出させてると思うと、優越感と快感と満足感で満たされていく。
久しぶりの快感に蕩けきっていると、ベルトルトの腰が一番奥を目指すように動いたあとカクカクと動き、中で何か動く感じがした。
射精したのだろうか、はあっと息を切らしたベルトルトの顔を撫でる。
「なまえ、中に・・・。」
「いいの、いっぱい出して凄いね」
息を切らすベルトルトが私にキスをして、何度も息を切らす。
困った眉と蕩けた目を見ていると、お尻に体液が伝う感覚があった。
相当多く出されたのか、と思っているとベルトルトになまえと呼ばれる。
「あの、その・・・なまえ。」
「なあに」
「言う前に色々すっ飛ばしたけど、付き合ってほしい。」
まさかの言葉に驚き、冗談かと思ってベルトルトの顔を見る。
顔こそまだ赤いものの、眼は真剣そのものだった。
「なまえが一人になると思って後をつけてて、その・・・こうなるとは思ってなくて、でも、なまえがいいなら、付き合って欲しい。」
眉を下げて、おねだりをするような顔をしたベルトルトが私の体に覆いかぶさる。
私が一人になる機会を伺っていたのか、と思うと愛しくなった。
「いいよ、付き合おう」
了承すると、ベルトルトは微笑んだ。
性行為で疲れたのか、すこしだけくったりしている。
萎えてきた男性器と私の性器の隙間から精液が溢れてきて、嗅ぎ覚えのある匂いがした。
「なまえ、抜かないでもう一回したい。」
「私もしたい」
ベルトルトの乳首を触り、抱き寄せながらキスをすれば膣内で勃起していく感覚を覚えた。
大きな性器と暫くはセックスできる、最高じゃないか。
ベルトルトに抱きしめられたまま起こされ、寝ている体勢から解放される。
体をくっつけあったまま、キスをして色々すっ飛ばしたお付き合いを開始した。







2017.11.02










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