映える紅





成長期だし背はまだまだ伸びそう
微妙に続きもの





甚平を着た手首には不相応な輝く高級時計で時間を見て、尊くんは夜空を見つめる。
「7時半からなので、あと五分。」
涼しげな夜の下には、多数の人だかり。
階段の上や芝生に座り、まだかまだかと待ち構えている。
話し声で虫の声は消えて、人のざわめきを薄めた静けさを湛えた。
「もうすぐだね」
下駄を履き鳴らすために立ち上がり、空の向こうを見る。
浴衣の裾が太ももに触れてから、風が足を撫でる。
お腹にはしっかりと巻きついた帯の下は、汗もかかず涼しく快適だった。
ピンクと白に青を差した夏っぽい、いかにもな浴衣の袖を振る。
ビルの光も遠ざかる距離では、何も見えない。
私が立ったついでに向こうを伺う尊くんを見た。
私が今履いているのは下駄。
いつも履くピンヒールやパンプスではない、ぺったんこの靴。
その靴を履いて尊くんと並ぶと、すぐに気づいた。
「尊くん、背伸びてるよ?」
出会ったばかりの尊くんの身長は、ぎりぎり170cmに満たなかった。
ぺったんこの靴を履いてしまえば、自分の身長と尊くんの身長がすぐわかる。
私より背が低かったはずの尊くんは、いつの間にか私より高くなっていた。
たぶん、6、7cmは伸びている。
同じような目線だったのに、私が視線をすこし上にあげてしまう。
そう、彼は男の子。
成長くらいする。
「本当ですね、たしかにそうかもしれません。」
差を確かめは尊くんは、嬉しそうな顔をした。
「成長期か!成長期なのか!」
尊くんの肩を柔らかく叩くと、尊くんが自信まみれの笑顔を見せた。
「身体測定が楽しみになりました!」
「伸びているといいね」
「栄養管理は執事にさせていますから、きっと伸びているでしょう。」
「健康だと成長するよ」
懐かしい響きだ。
私は年上で、学生は終えた。
その頃を思い出しても、身体測定のときは眼鏡やピアスまで外して体重計に挑む女の子が沢山いた。
ジャージの僅かな重ささえも、天敵。
夜空を伺っていると、足元で尊くんの声がした。
「なまえさんの足、綺麗。」
何かと思い、自分の足を伺う。
下駄から見える足の爪には、赤いエナメルを塗っている。
ラメも入っていないシンプルな赤。
お揃いで塗った赤いエナメルの上に何回もコートを塗り、僅かな光でも爪が淡く照らされて光る。
「ちゃんとペディキュアしたよ」
「ボクは体育あった日に色が剥げちゃって落としました。」
嗜好のように尊くんの爪を赤くした日から、だいぶ時間が経っている。
夏の時期に行われる体育といえば、持久走だろうか。
あんなことをしていれば、爪の塗装なんて剥げるに決まっている。
甚平から見える男の子らしい細くて筋肉質な足は、夜空の下ということもあって白かった。
いいとこの坊ちゃんなだけあって、着ている甚平も良さそうな生地。
甚平に高級そうな時計という、絡まれそうな出で立ちをしているけれど、隣に女の私がいるから多分大丈夫だろう。
座ったり立ったりして、花火を今か今かと待つ。
尊くんは私の足を見て、何故か嬉しそうにした。
「浴衣にネイルって、なんかきらきらしますね。」
「そうかな?尊くんも甚平似合うよ」
「特注の麻に絹糸を編んだ甚平ですから、涼しいし美しいですよ。」
「お洒落するねえ」
そう言った矢先、大きな音がする。
今か今かと待ち構えていた夜空の華が、打ちあがった。
赤い花火、続いて青い花火、黄色と光源の塊のような大きな花火、柳のような火花の拡散。
煙の匂いと共に、ビルの光をなかったことのように夜空を照らす。
「おー、綺麗」
思わず零れる言葉も、花火の大きな音に掻き消される。
打ち上げられて、ぱらぱらと音を立て消えてはまた打ち上げられて夜空を彩る。
真夏の華と、夜空と、光。
夏の風物詩を眺め、尊くんの隣に座る。
芝生の上に敷いたシートは生ぬるくて、夏を感じた。

「綺麗だったねー」
花火の余韻を掻き消すように、人だかりが出来ていた。
帰りの人たちが、静かに騒いでいる。
車の騒音が少ない分、声だけが聞こえていた。
すっかり夜空になって、雲のかわりに煙と火薬の匂いが漂ってきた。
遠くで打たれた華の残骸か、風に乗る。
それを浴びながら帰るのも風物詩の一興。
大勢の群集を前にして尊くんが、うんざりしたような顔をした。
「うわ、人多いですね、皆電車で帰るんですか?車持ってない人達なのか、可哀想に。」
群集を見た尊くんが、余計なことを言う。
駐車場が近くにないのか、人が沢山河川敷や高架下から溢れてきた。
この人の中を歩くのは、気が引ける。
せめて人がいなくなってから、帰るために行動したい。
「カラオケ入って、混雑避けようよ」
尊くんに持ちかけると、不思議そうな顔をした尊くんが辺りを見渡す。
「カラオケ、ってあれですか。」
一際電光掲示板が輝く建物を指差した尊くんの手を引いて、カラオケに入る。
花火終了直後でもあり、人はいない。
店員は一人だけだ。
空いている部屋を頼んで緑茶を二つ注文し、余裕で入店したはずが室内のソファを見ればそんな余裕は弾け飛んだ。
ソファに座り、足を伸ばす。
「あーソファありがたいー」
テーブルの上に置いてあったエアコンのリモコンを取り、スイッチを入れる。
エアコンのリモコンがべたついていて、すぐにウェットティッシュで指を拭いた。
下駄を脱いで足を軽く拭き使用済みのウェットティッシュを畳む。
カラオケのソファに座った尊くんが、きょろきょろして部屋のあちこちを見ていた。
電目やマイク、カラオケ用の機械とテレビ、メニュー、大きなソファと壁に描かれた品の無い絵。
それらを見ては珍しそうにする尊くん。
「初めて来ました。」
衝撃の発言が飛び出す。
「ええ!?カラオケが!?初めて!?」
尊くんは16歳。
遊び盛りなのだから、中学生くらいで大体はカラオケデビューする。
いや、でも、歌うのが好きじゃなかったりカラオケ店舗独特の煙草の匂いが嫌いな人は、来ないかもしれない。
何かあればすぐカラオケに行く自分には、衝撃だった。
でも、おかしいことではない。
馬鹿みたいなお金持ちの家の尊くんには、庶民的な遊びは知る得ることもない。
そう思うと、急に面白くなった。
「やだー尊くんの初体験また貰っちゃった」
頬をわざとらしく押さえてふざけてそう言うと、尊くんは照れ笑いをした。
「カラオケって歌うとこですよね。」
「適当に歌ったりドリンク飲んだりお腹空いたら食べたりタンバリン叩いたり」
「騒がしすぎませんか。」
「密室だし」
「野蛮なことをしてもバレない仕組みですか、庶民的ですね。」
「まあそうだね!」
歌い続ければネタにしかならない曲を歌うし、飲み放題のドリンクを混ぜまくって不味いドリンクを作って皆で飲んで阿鼻叫喚。
たこやきフィーバーみたいなふざけた名前の大盛りのご飯を頼んで皆で食べる。
タンバリンを叩きすぎて壊す、などなど、ふざけた思い出はどこまでもあった。
それは秘密にして、ソファの上に足を置いて軽く体を曲げる。
「足を休めねば」
「下駄、疲れたんですか?」
「クールダウンよクールダウン」
下駄を脱いだ足を放り出し、軽く揉む。
張っているわけでもなく、疲労が溜まっているうちに緩和させておけば翌日に響かない。
かかとが赤くなっていないことに安心して、また揉む。
下駄は汚れておらず、この夏のうちにまだまだ履けそうだった。
ふくらはぎを揉んでいるうちに、尊くんがソファを伝って近くに来た。
「なまえさん、足が綺麗です。」
尊くんが、足をじっと見た。
爪のことを言っているのかと思えば、揉んでいる足のことを言っているようだった。
浴衣から見える、二本の足。
見慣れたはずなのに、尊くんには刺激が強いのだろうか。
ふくらはぎを揉みつつ、誘うように笑う。
帯のおかげで上半身は崩れないものの、足を放りなげたおかげで太ももは見えている。
片方の足を忍ばせ、尊くんの内腿を足の指で摩る。
目線はしっかりと、互いを見ていた。
涙目で赤面の尊くん。
きっと誘惑するような微笑をした私。
するすると、内腿を何度も撫でる。
止まる呼吸と赤い頬。
困ったような目、尊くんのこの顔を見ればすぐに火がつく。
赤い爪先を内腿から滑らせ、甚平の中に足を潜り込ませる。
肉と服の間を足が這い、盛り上がった股間に足の指を押し付けた。
「あっ、やっ!」
男の子の、可愛い声。
爪先で下着越しに弄る。
服の上からじゃどうなっているか見えないので、感覚で刺激させる。
息が上がってきそうな頬をした尊くんを、誘惑した。
潜む眉の尊くんが、懇願する。
「あ、の、なまえさん、ホテルか、タクシーでボクの家まで。」
じゃあタクシーで、と言えば店員が頼んだ緑茶を持ってきて、何も見なかったかのように置いていく。
緑茶に手をつけ、赤面する尊くんを眺めながら飲んだ。

大きなベッドに腰を落とし、濡れたタオルを手に取る。
冷たくて気持ちいい布で足を撫で、外の汚れを落とす。
赤い爪先のある足は白くて、血管が見える。
濡れたタオルで足を拭いたあと、尊くんが四つん這いになってベッドを這ってきた。
甚平の上を脱いで、ベッドの端に置く。
食いつくように私の膝にキスをした尊くんが、ふくらはぎを両手で掴んだ。
細くて骨っぽい指が、私の肉に埋まる。
「なまえさん、足を出して。」
足をまっすぐに伸ばせば、爪先は内腿に触れた。
尊くんの手がふとももと膝を行き来するように撫で、足に頬ずりし、つま先を舐める。
濡れたタオルで拭いたから、衛生面は大丈夫だ。
熱くて柔らかい上品な言葉しか紡ぎそうにない舌が、足を舐める。
足の甲と足の指の間、かかとに舌を這わせ空いた手で足を触っていた。
やられているこちらとしては、末端神経を熱と性欲で刺激されていて気持ちがいい。
舌の間に赤いエナメルの爪が飲み込まれるように舐められて、濡れた。
唾液で光る爪と肌は、尊くんのおかげで艶やかだった。
足の指の間に柔らかくて熱い舌が滑り、私の性器が昂ぶり濡れる。
尊くんの手入れの行き届いた髪の毛先が脛に触って、くすぐったい。
白い足の上にかかる黒髪と、舐める赤い舌。
薄く開けられた尊くんの目は、欲情しか浮かんでいなかった。
それは、私も同じだろう。
浴衣の下で、愛液が垂れる。
下着の中が暑くなるのを感じても、尊くんの好きにさせた。
「んっ、ふ、なまえさん、ふっ。」
唾液が糸を引く口で、私の名を呼ぶ。
舐められていないほうの足で、少しずつ甚平の下を下ろす。
見慣れた下着の真ん中は脹らんでいた。
腰を折り、太ももとお尻を見せ付けるような体勢になったあと、爪先で脹らんだそこを撫でる。
脛にかかる熱い吐息が、切羽詰ってきた。
「浴衣はだけてきたかも」
背を反らし、髪が崩れても仕方ないように頭をシーツの上に落とす。
下着をずらせば、反り返るペニスが顔を出した。
ピンク色で可愛くて、すこしだけ包皮が亀頭の下にひっかかっている。
赤い爪先で亀頭の輪郭を撫でると、尊くんが耐えられなさそうに私の腰を抱いた。
膝を舐められ、舌は太ももに這う。
「すっご、色っぽいです、なまえさ、ぁぁっ!」
「爪先が焼けちゃいそう」
「だって、なまえさんが触るから、ボクはっ。」
足でペニスを扱くと、尊くんの腰が引けた。
追い詰めるように足で扱くと、太ももに吸い付いて何度も痕をつけた。
しばらくショートパンツが履けなさそうな足になっていくのを見て、足を広げた。
尊くんの肩を抱いて、引き寄せる。
体の底に受け入れる体勢のまま、舐められまくってべたつく足で尊くんの腰を逃がさないように組んだ。
身体を受け入れれば、あとはセックスの時間。
下着を降ろし、尊くんが浴衣の裾はお構いなしにペニスで性器を弄る。
亀頭がクリトリスに触れるたび、ぬるぬるとしたあと刺激が腹の底を締める。
ペニスの裏側で私の性器を何度も撫で、勃起したクリトリスを押してはつつく。
充血した性器が触れあい、愛液とカウパーが混ざり合って肉が溶けそうなくらい滑っていく。
「浴衣におツユかかっちゃう」
「汚れたら、ボクが買ってあげます。」
「じゃあお揃いのやつがいいな」
「いいですよ、じゃあ、沢山汚しましょう。」
液体の流れすぎでそのうち性器が溶けてしまうんじゃないかと思えば、中に性器を押し込まれ、また液体が注がれる。
こうしていれば、きっと大丈夫なんだ。
浴衣から見える首筋に唇を触れさせたあと、キスをされる。
足を舐めまくった愛撫の唇と尊くんだけを待つ唇が吸い付き合って卑猥な音を出しているうちに、身体の中への入り口に熱が当たる。
丸い肉が埋まり、固くて熱いもので性器を埋め尽くされた。
意識しなくても腹の底が締まり、背中が反る。
浴衣の帯は溶ける身体を留めておく拘束具のように思えた。
身体の中にゆっくりと沈んだ尊くんを、膣内で抱きしめるように受け入れる。
熱が密着したあと、吐息が漏れる。
身体を反らし、熱で軋む股関節をどうにかしようと腰を振っては尊くんの腰を足で抱く。
真っ赤な顔から垂れる一筋の汗が、私の首筋に落ちた。
私をしっかり捉える尊くんの真剣な目。
汗は意外に冷たくて、私の首に消えた。
「ほんとにおツユかかっちゃうよ」
軽く起き上がって、浴衣の裾を持ち上げる。
露わになった下半身に、尊くんは釘付けだ。
緩くなった浴衣の胸元には、汗が垂れる。
「なまえさん、すご・・・」
「尊くんの硬いね」
膣内で大きくなる尊くんが、腰を動かす。
腰が揺れるたびに私の胸やうなじにかかった髪が揺れ、胸の谷間に汗が落ちる。
尊くんを抱きしめて、繋がったままゆっくりと押し倒す。
さらさらの黒髪がシーツの上で広がり、熱っぽい視線を私に注ぐ。
ずっとこの目を見ていたいけど、性器から抜けないように後ろを向いて、尊くんの立てた膝に手を乗せる。
愛液が漏れ出す膣口の蓋を押し詰めるように腰を落とす。
圧迫感のあと、体内に快感が渦巻き始める。
浴衣の裾を持ち上げ結合部が丸見えになるようにして、腰を振った。
背中を見せたまま腰を振れば、胸が揺れ、声が詰まる。
腰だけを回すように動かしてぶつかる尻も丸見え。
はっきり言って振り幅が大きいし、若いだけあって硬さは申し分なく、気持ちいいと思うくらいの太さもある。
騎乗するには、もってこいなのだ。
太いものが擦れるたびに、心地いい痺れが伝っていく。
背中を見せたまま淫乱のように腰を振る私のうなじに唇の柔らかさを感じた。
「なまえさん、うなじ綺麗。」
顔だけ後ろを向いて、うなじにキスしてくれた尊くんにキスをする。
腰を動かすと、尊くんの舌が動いた。
唇の隙間から漏れる吐息と僅かな声と、水音。
腰を揺らすたびに卑猥な音は響いて、ふとももの付け根と尊くんの股を濡らす。
「すき、すき、なまえさん、すき、ボク、なまえさんが好き。」
私の耳元で可愛くそう言い出したら、気持ちよくなってきた合図。
「嬉しい」
気持ちも、身体も、満たされて溶けていく。
溶けたものを合わせるようにセックスすれば、尊くんは可愛く鳴く。
「なまえさん、すき。」
尊くんの腕が、私を抱きしめる。
振っていた腰の動きが止まり、尊くんが腰を動かす。
小刻みに快感を貪るような動きを何度もしたあと、可愛い声を漏らす。
肩に、尊くんの顎と髪の毛先が触れて、胸元に吐息がかかって熱い。
密着した性器からは音もせず、体内で擦れあった。
「なまえさん、ボク、きもちい、あっ、すき、あ!」
尊くんの手が胸に埋まり、指が胸の先を弄る。
揉まれ、刺激され、胸が下着から零れた。
硬くなった先端を指の腹で弄られれば、身体の中で一段と大きくなったペニスが抗えないように動く。
子宮口に先端を押し付けて、尊くんを取り込むように締め付ける。
締めれば締めるほど、尊くんは声を漏らし腰を振った。
お尻の下のほうにチクチクするものが触れるたびに、それまで快感に変わる。
膣内が熱と肉で擦れあい、尊くんの腰がかくかくと早く動く。
射精したいと肉欲をぶつけられるのは、好き。
可愛く鳴く尊くんが私の耳元ではあはあ言う。
何かが膣内にじわりと広がり、膣内でペニスがびくりと動いた気がしたのと同時に私の体を強く抱きしめ呻いた。
尊くんの肢体が、身体の自由を奪うように抱きしめる。
逃げられるはずもなく精液を受け入れ、腰を動かすと尊くんが僅かに喘いだ。
繋がっていた体内が、白濁の液体に塗れる。
浴衣についていないか心配だったけれど、息を整えているうちに、膣内でペニスが萎えていく。
萎えていくたび、尊くんの息は落ち着いていった。
圧迫感が消えた性器から精液が漏れ出すような気配がして、腰を上にあげる。
誘うように尻を突き出せば、尊くんがペニスを引き抜いた。
ぬぽ、といやらしい音が頭の中でしたあと、熱が残る。
浴衣の裾をあげたまま、尻をあげて垂らさないように下着を履く。
シーツに零すくらいなら、下着を精液まみれにしたほうがいい。
息を切らし終えた尊くんが、私の横に寝転がる。
甘えたような目をしているので頭を撫でたら、気持ち良さそうに目を閉じた。
無言のまま熱を体内に残していると、尊くんが抱きしめてくれて、寝転がった。
閉じた股から漏れ出さないか、と思ったら下着が滲んだ。
ここは尊くんの家、たんぽんなんかあるわけない。
浴衣だしクリーニングという手があると自己解決して、ピロートークを始める。
「花火大会また行きたいけど、混んでるよね、帰りとか帰りとか」
「来年はボクが花火見れるホテル予約します。」
なんとも頼もしいことを言った尊くんといちゃつくために、乱れて下のほうにあった柔らかいタオルケットを引っ張って、互いの身体にかける。
浴衣から見える足に冷たいタオルケットと尊くんの足が触れて、心地よかった。







2015.08.18









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