「私が……上になる。タケルは、無理しないで」

「え?ちょっ……亜子?」




今度はタケルが目を丸くさせた。


亜子の唇が、タケルの唇を奪ったからだ。


タケルの両頬に手を添えて、亜子はゆっくりとタケルの唇をこじ開ける。

部屋には二人の吐息だけが響いた。


「なんか……他の女とヤッてるみたいだ」


「そ……んなこと、言わないでよ」


いくら亜子が上だとしても、慣れない律動を繰り返す行為は難しい。




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