息をすることさえも忘れるほど、無我夢中で亜子の唇を貪るタケル。


「待って、待ってタケル!」


途中で体を押し戻されたタケルは、口を尖らせた。


「なんだよっ?久々なんだぜ?今日ぐらい、いいじゃん」


「え?じゃあずっと……誰とも……してないの?」


「あぁ。お前と……ここでヤッてから、セックスなんてしてねぇよ」



タケルの言葉に、亜子の目は見開いた。


同時に、頬が朱に染まり、胸がしめつけられた。



- 5 -


[*前] | [次#]
ページ:




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -