新撰組捕物帖(源さんシリーズ)
2011/02/18 11:24
珍しく、井上の源さんを主人公にした作品。
相棒の尾形や久馬との軽快なやり取りが楽しい、連作短編。
時代に翻弄され、変わらざるを得なかった、近藤・土方にとって、何時までも変わらない『源さん』は心の拠り所だったのだろう。
某有名短編集のせいで、お爺ちゃんのイメージが強い源さんだが、この作品では『粋でいなせな人情家』の江戸っ子として、勢い良く描かれている。
シリーズものとして、現在二冊刊行されているが、是非、続けて欲しい。
以下、邪な感想。
大丈夫！な方は↓へ
ツンデレとはかくあるべきというのを体現してくれた、尾形さん&土方さん。
結局、二人とも源さんには甘い。
故に、源さんに振り回される二人が可愛い過ぎる！
チラッと出てくる、藤堂・永倉コンビも堪らない。
新選組オールスターに加えて、伊庭八まで登場させる、秋山先生のサービス精神に感動！
一生ついて行きます！
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