一刀斎夢録
2011/02/13 01:57
流石、浅田次郎。
泣かせ所をきっちりと作って泣かせにくる。
ただ、今作は前二作と比べて泣けはしなかった。
所々で胸に重くのしかかってくる描写は多いが、大体想像通りに話が進んだことと、聴き手側の明るさが回想の重さを中和している。
また、その雰囲気の落差によって本当に夢を見ているような気分にさせられた。
三部作の最後に相応しい、未来へ繋がる話だ。
以下、邪な感想。
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厨二病を拗らせきったお爺ちゃん。可愛いなぁwww
人間嫌いとかいいながら、結局一番寂しがり屋だし、仲間大好きだし。素直じゃないwww
ちょこちょこ出てくる永倉さんの描写にもときめいた。真面目なんだか、いい加減なんだか。とりあえず、芹沢・藤堂と仲がよかったって言って貰えて満足。ごちそうさまです!
あと、同じことを繰り返す話し方が、老人らしくて妙にリアルだった。
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