一念岩をも通す
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「お前よくあの爆音の中寝てられるなぁ」
「爆音って、また爆弾犯を防げなかったんですかィ? 何やってんだ土方さん真面目に働けよ」
「お前もな」

まあ私は私だと思っているので今までもあまり原作に沿わず、というか自分のやりたいようにやってきた。総悟との仲は良い、と思っている、勝手に。
ちなみに蛇足かもしれないが、総悟のデスクワークをわざわざ減らしてやってるのも奴が見廻りをサボった時に代わってやってるのも俺だ。そろそろ過労死してもいいんじゃないか俺。

ま、どうでもいいけど。

「別に、天人の館が幾ら吹っ飛ぼうが知ったこっちゃないな。連中泳がせて雁首揃った所を、纏めて叩き斬ってやる」
「ま、俺はアンタの首さえ頂ければそれで満足ですかねィ」
「……言ってろ」

空を仰ぐ。
天気良好、絶好の爆弾日和だった。
 
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