*一年前ぐらいのネタを掘り起こす
いくら原作どおりとは言えども、僕の地位が下がるのは戴けないと常々思っていた。それならば編集決めの時点で七峰君を拾わなければよかったんじゃないのかとか思うかもしれないがそうもいかないのが現実ってやつだ。
「あ、貴方が僕に付く編集さんですか? 初めまして、僕七峰っていいます!」
わざとらしく媚を売るその姿勢、嫌いじゃない。だが流石に傍から見ているとわざとらしすぎてどうかと思う。やるならば徹底的に、君はどうやら少しばかり顔に出るタイプのようだ。
「・・・・・・それ、止めたほうがいいよ。猫被る位なら、僕は堂々と言ってもらった方がいいんだけど」
ね、と笑うと、目の前の彼は少々固まった。

***

七峰透プロデュース大作戦、またの名を七峰透の災難
漫画家七峰を振り回す編集小杉成り代わり。
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『バクマン小杉編集成代』2012/12/16 Sun 16:27
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