*赤司成り代わり/Veri amici rari
凡人→ハイスペック赤司様の変化に追いつけない一般ピープルなオタク(というかねらー)が青春する。同じ黒バス世界で転生して、しかも死んだ次の日に生まれ変わっている(かもしれない)。
捏造多し/にちゃん用語多発するかも



「ごめんね、強くて」
彼はにこりと笑うと厭味のように言った。赤い瞳は呆然としている俺を抉るようにゆらり揺らめいて、赤い瞳は瞬きすると見えなくなった。
『赤司征十朗』は俺を、息をするように崖から突き落とした。比喩表現だけど。
俺はその眼を、一生忘れない。

俺は元来からの凡人だ。努力しても天才には遠く及ばず、唇を噛み締めつつ諦める日々を送る、唯の凡人だった。強いて特徴を挙げるとすれば2chでスレ立てて糞みたいな安価を恥かなぐり捨てて実行するただの馬鹿だった。前世の黒歴史だ。
飲酒運転の車に轢かれて死んだらしい。神は俺を嘲笑うようにそう告げると、「もういちど機会を与えよう」ともったいぶった。喋れなかった俺はなんのこっちゃと首を傾げて、神はあいまいに笑った。
「俺を、愉しませてくれ」

母は、ある日に突然バスケットボールを倉庫から取り出した。俺に手渡すと、その赤い瞳を細めてふふと笑った。
「バスケットボール? っていうの、これ」
「そうよ、私もお父様もやっていたのよ? 頭の良い征十朗なら、できるかもと思って」
バスケなんてやったことの無い俺は、ボールを抱きしめて聞いた。
「楽しいの? それ」
「……ええ、とっても」
母はついでのように「お父様も喜んでいるでしょうね」と寂しそうに笑った。俺は空気を読めるから、言い淀んだことには触れないで置く。

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本当は「この体ハイスペックすぎワロタwwwwww」ってやりたかったけどそんなギャグじゃなかったよ(´・ω・`)
残念なイケメン(装備:天然)を目指して
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『赤司くん成り代わり』2012/08/28 Tue 06:56
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