「やあやあ火神くん」
「！？」
「ナイス反応です火神くん」
「なんでオマエがいんだよ」
「外を歩いてたらテツくんを見つけたのでお邪魔しました！」
「よく見つけられたな」
「んーとね、たまたま！」
「吉川さんってわりと僕のこと見つけられませんもんね」
「そうそうー」
「で、オレそこ座りたいんだけど」
「いっこ詰めるよハイ」
「ドーモ。つうか学校は？神奈川だろ？」
「お家は東京だもん。通いだし」
「今日はお仕事ないんですね」
「会社行ってきたよ。書き物ばっかだったから持って帰ってきたの」
「たひかにふぉふぉにもふだな」
「飲みこんでからしゃべろうか」
「つまりサインを量産するんですね」
「テツくんなんて心無い言い方なんだ…確かにそうだけども…！」
「一枚を何十枚にも増刷コピーよりもいいと思います」
「まーね。コピーもらっても嬉しくないもんね？」
「そーか？オレはフツーに嬉しいけど」
「えっうそまじか」
「ＮＢＡの選手のサインとか、本物のコピーでも『おお、これが…！』って気分になんね？」
「君って普通の高校男子だったんだね火神くん」
「馬鹿にしてたのかオマエ」
「だって目の前に積まれたハンバーガーを見るととてもじゃないけど人間には思えない！」
「アレですよ、胃袋が宇宙人なんですよ」
「なるほど四次元ポケット…！」
「なあ、テレビの中だけじゃなくていつもこんなコントじみたことしてんの？」




((「うるさいうるさいひとつくれたら許す！」))
((「ったくしょーがねーな…ってなんでオレが許してもらうんだよ！！」))
((「火神くんノリツッコミの才能があるようですね」))