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ずいずいと引っ張られて利通兄ちゃんの部屋へやってきた。
「で、利通兄ちゃん、何すればいいの?」
「うむ、これだ。」
文机に山積みの年賀状の束。
ま、まさか。
「なかなか時間が取れなくてな。」
「全然書いてない!利通兄ちゃんもう大晦日だよー。」
「だから、頼んでいるんだ。ただでとは言わない。」
ニヤリと笑う利通兄ちゃんの手には私の大好物いちご大福が!
「わぁ!やる!」
「心強い返事だ。さて、お前はこっちを頼んだ。」
「はーい。」
利通兄ちゃんの選んだ、シンプルで、ちょっと豪華な年賀状。
でもなにか物足りない…
○梅の花のスタンプをおす
○桜の花のシールをはる