ドタドタと、品位を微塵も感じさせない足音が今日も今日とてやってくる。
 
もうこんな時間か。
 
休むことなく走らせ続けていた筆を止め、机上の書簡の片付けにかかる。
慣れというのは恐ろしいもので、お前の席をわざわざこの俺の隣に空けてやるのも左近が何処からともなく菓子の類いを用意するのもすっかり日常の一部になってしまった。
最初こそ目障りで仕方のなかったお前との時間がこんなにも待ち遠しくなるとは。
 
「三成ー!」
 
「…貴様、何度言えば静かに入って来られるのだ!」



call offー中止するー
(にやにや笑う左近が目障りなのだよ!)


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