ふと、それに気付いた。
というより無意識にその姿を探してしまったのかもしれない。
 
やり始めたら止まらなくなって、責務から楽しみへと変化したのは窓拭き。
見つけた小さな白い汚れはただのキズだった。
こんなにもやれ新聞紙やら洗剤やら、と駆使していた時間をなんと無駄にしたことか。
がっくり項垂れたその後。
努力の結果を再び見遣った時だった。
 
淡く映されたあなたの柔らかい微笑み。
 
 
それだけで幸せになる私ってなんて単純!
 
 
 
 
look for −探す−
(振り向かないよ、だっていつもの仏頂面に戻ってしまうでしょう?)
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