めげない
負けない
諦めない
 
 
嘘ばっかりで何が本当か全く分からない彼と接する時の三原則だ。
前に本人から、どうしてそんなにしつこいの…あぁ勿論褒めてるよ、と聞かれたのは記憶に新しい。
くすくす笑っていても相変わらず目だけは鋭い眼光を放っていて、探るような視線がぐさぐさ突き刺さった。
こんな時、アルバロって誰よりも不器用な構ってちゃんな気がして可愛く思えてしまうのは私だけなんだろうか。
うっかり口にすれば、否定をスキップして拒絶まで行ってしまうことは目に見えているから黙っているけれど、絶えず自分の内を曝せる相手を探しているようで、また試しているようで、だから私はそんな扱いにめげないし、負けないし、諦められないのだ。
 
 
願わくば、いま一番近くにいるのは私だといいな。
 
そう思ってしまう時点でまだまだなのかも知れない。
 
 
 
 
 
 
be particular about A−Aについて好みがうるさい−
(付き合いきれるのは私だけって信じてる)

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