そんなつもりは、なかった。
 
微塵もなかった。
 
 
 
ただ隣で得意げに話す呼び名!の声が遠くなっていく自覚はあった。
それから感じたことのない不思議な感覚も。
 
 
 
前髪に隠れている黒子や長い睫毛、健康的にほんのり染まった柔らかそうな頬。
いつもはなんとも思わないそれらが、急にオレを掻き乱す。
 
 
気付けば美味そうな唇に、引力に従って吸い寄せられた後だった。
 
 
 
 
 
 
call for −必要とする/要求する−
(どうしようもなく、お前が欲しい)
 
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