それは、ある麗らかな午後のこと。
いつもと同じ時間に起き、ご飯を食べ、アルバイト先へ向かう道程だった。
 
なんら代わり映えしない無限ループを華麗にぶち壊して下さったのは、近道しようと曲がった先に待ち構えていた高い壁。
調子に乗ってスピードを落とさずベクトルの向きを変えただけのようなものだから、当然の如くド派手に正面衝突。
反動で着いた尻餅が鈍い痛みを引き起こす。
 
 
「っちょっと、なに邪魔なとこ突っ立ってんのよ!」
 
「…威勢の良いお嬢さん、被害者はオレなんだけどな。
ったく、次から気をつけろよ。」
 
 
 
 
怠そうに差し出された左手は酷く優しいものだった。
さらりと肩から滑り落ちる艶やかな髪は、まるで私のよう。
 
 
斯くして、鮮やかに私の心は奪われたのだった。
 
 
 
 
 
be sure of −確信する−
(これが恋の始まり)
 
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やばい
ユーリさん分からない^^^←


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