に「でよー、明日と明後日!大阪かられんしゅー試合しに来る学校あるんだぜ!」「へぇ、凄いね・・・!赤也の学校。」 「まっ俺が強ぇーからな!」 「あ、明後日赤也の学校行くね。善哉Pと待ち合わせすんだー」 「へーーーーーーー・・・・・・・・・・・・はあああああぁぁああぁ!!?」 赤也が叫んだのをスルーし、みずきはまた読書に耽ってしまった。 こうなったみずきはテコでも動かない事を知っている(やりすぎるとぶっ飛ばされる)赤也は目を白黒させるしか無かった。 先日、赤也はみずきから善哉Pとオフ会する、とへろへろになったみずきが言っていた事を覚えていた。 赤也自身はボカロ曲については有名どころぐらいしか分からないのだが、みずきはかなり知っている口だ。・・・凝り性であるみずきがもの凄い勢いで吸収していったのを半分引き気味に見ていたのはいい思い出である。 数ある有名Pの中でもみずきがよく聞いていた曲の中に善哉Pの曲が何曲も存在していた。 赤也も聞いてみたがどれも一瞬で引き込まれ魅了された。 さらにみずきの話によれば善哉Pはタメで、しかも男だというではないか。 その善哉Pとみずきが会う・・・そう思うと赤也は心がくすぶるのを隠す事が出来なかった。 「なぁみずき」 「なーに?」 「善哉Pに何かされたら俺に言えよ?そいつ潰すからな!!」 「・・・はいはい。」 あるはず無いと思うけど・・・そう言って苦笑するみずきに赤也はそっと背中に寄りかかった。 (2/7) 前へ/次へ 栞を挟む |