※簡易説明※
普通の会話 「」
ネット越しの声 『』
コメント 【】

そして作者は関東住みなので関西弁がハチャメチャになっているかもしれません。
どうかお許しを



さて、こうも書き綴っているうちに電車は多摩川を越え、家に着いてしまった。家に入るや否や一目散に居間に駆け込みノートパソコンの電源を入れる。その間約二分。とても早い。
パソコンが起動するまで時間がかかるのでその間私服に着替え、ついでに鞄からレポート用紙を取り出し、ニヘ動にアクセス。ついでにスカイプもオンラインにする。
目的のページを開くと


『どもー善哉っすわ。生放送来てくれてありがとなー』
「よっしゃ間に合った!」


善哉というユーザーの生放送が始まっていた。

善哉P
若手ながらも大胆で斬新な曲調で知られるボカロPである。
ちなみにみずきは善哉Pの曲の大ファンだ。
ある時偶然発見した善哉Pの曲に胸を鷲掴みされ今に至る訳だ。今では善哉Pの生放送の常連である。


【善哉さんわこつです^^】
『おっ七夕やん。』
【七夕ああああああああああああああ】
【エクスタさあああああああああんん】
『そこ、叫ぶな』

そしてみずきはニコ動で「七夕」というユーザー名である。

『つか、今日七夕は早いやん。どないしたん?』
【学校から猛ダッシュで帰ってきたよ(。+・`ω・´)キリッ】
【ちょwwwじゃあ制服か??】
『制服・・・・だと・・・・!!??』ガタッ
【wwwwww】
【善哉おまwwwwwリアルガタッってwwwwwwwwww】
【wwwwwwwwwww】
【残念wwもう着替えたわwww】
『ちょ、着替えたんか!俺の脳内どうしてくれるんや』

ネット越しに聴こえる善哉Pの動揺する声に冗談まじりで ┌(┌^o^)┐ホモォ...と打つと画面上に┌(┌^o^)┐ホモォ...とか草(こういうやつ→www)でいっぱいになった。
『お前らなにしてんのや』と呆れた声が聞こえると、もう可笑しくてたまらなかった
笑いを堪えながら見ていると画面のコメントに【今日は何枠ー?】と流れた。そういや善哉Pはいつも最初に雑談なのか作業なのかを言うのに今日は言わなかったのだ。なんだろうな、と思っていると『雑談枠の予定やったんやけどなー』と呟いた。

『雑談するはずやったけど、どっかの行事の名前さんのお陰でホモォ枠になりそうやから・・・・凸したろ』

ちょうどスカイプ上におるしなー


あれ、なんか嫌な予感。
そう思っているとパソコン画面上にスカイプの呼び出し画面が現れたではないか。

「・・・まじ?」

コメントは【うっはーwww】とか【七夕乙wwww】【七夕の声wktk!】とかながれていた。
これは出なきゃ不味いパターン?
おそるおそる通話ボタンをクリックする。(その際にマイクやヘッドフォンをいそいで用意した。)

「・・・もしもーし?」
『・・・自分、七夕?』
「あぁ、はい。」

するとガタッと何かが倒れる音と画面上に【!?】と流れた。なんだろうか、と思った次の瞬間コメントが叫び声やら萌えええええええとやら流れた。なぜ?とみずきは頭にハテナを大量生産していた。

『は?え?ちょっ!!?七夕って女!?』
「そうですけど?え?私男って思われてた?」
『男の娘とインプットしとったわ』
「え、この人酷い」

思った事を率直に言えばコメントに草が生え、萌えコメントが流れた。

「まぁ、そんなわけで凸では初めましてー七夕です。女ですから間違えないで下さいねコノヤロウ」
『それにしても随分可愛ええ声やな』
「なに言ってるんですか。」

可愛いなんてありえないと否定するとコメントにそんなことないと擁護するコメントが流れた。なぜに?
(2/4)

前へ/次へ
栞を挟む

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -