「なるべく早めに提出したほうがいいよね?」
「アンタなら一日できそうだわ・・・てか元1Bの奴ら、絶対みずきに助け求めるって。」
「助けるよ?もちろんまどかもね」
「みずきー!!」
「ムガッ抱きつくなぁ!!」


まどかのスキンシップ、何でいつもこんなに激しいの!?

…でもまどかの名誉挽回の為に言っておく。
まどかはあっち系ではない!(ホントだよ!by.まどか)
二次元はありだが…リアルは全力で善処したいところである。



「…で誰をレポートしたいのさ。」


そう言うとまどかはほけほけと笑みを浮かべた。まるで篁破幻草子の燎流(かがる)みたいだ。

ならばこっちはあのキャラでいこう。


「おやおや、そんなに知りたいのかい?」
「言え。じゃないとわからん。」
「急かさなくとも良いじゃないか。血の気が多いと楓に嫌われるよ?…そんな君にはこの薬酒を飲まそう。」
「はっ!待て!というか何故そこに繋がる!?」
「まぁ良いじゃないか。さっグイッと飲みなさい。つか飲め。」
「命令っ!?命令なのか!!?」


まるで篁と燎流の様な会話だ。
やはりこの二人は気が合う。


「ー…で、まどか。本当に誰にするの?」
「もちろん…小野篁さん!」


そう言うとまどかはキラキラと目が輝いているように見えた。
ちなみにまどかは少年陰陽師だと紅蓮、篁破幻草子だと篁が好きだったりする。


「冥府の官吏だし、かっこいいもん!」
「ん、了解。後でたんまり教えたげる」

すると見る見るうちに嬉しそうな笑みを浮かべたまどか。そして…


「みずき―――――――っ!!」


ガバッ


「だっ…まどかー…ってまどか!弁当弁当!」
「うおうっ!?」




大慌てで弁当を立て直したまどか。

それにしてもまどかの嬉しそうな顔。こっちも嬉しくなる。


まどかはみずきの歴史好きを軽蔑することはない。むしろ、受け入れ、みずきの個性として見てくれている。
だからこそ互いに心から話が出来る。
そんなまどかだからこそ耳のことを話すことができた。


失いたくない、大切な親友だ。


わいわいと話していくうちに時間は過ぎていくのでした。




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