白兎を追いかけて | ナノ







話が脱線してちゅうはなくなったけど、蔵と仲良く手を繋いで登校するウチは幸せいっぱいやった。

なんや、心配することなんてなんもあらへんやんか。ウチと蔵の行く末を阻むモンなんてない。

あったとしても、ウチらは崩れたりしない。
やってこんなにも…お互いが大好きなんやから。



「蔵っ、」

「ん?」


「なーんもない!」

「はは、なんやそれ」


いつだって今日だって今だって、蔵は隣におってくれる。これ以上ない、幸せやんか。


「襲うでほんま」

(爽やかスマイル120パーセント放出中)


…幸せやんか……なぁ?



そういえば昨日、蔵に抱かれたい発言をしてもうた…気がする。

けどまぁ…忘れてる…よね?
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