話が脱線してちゅうはなくなったけど、蔵と仲良く手を繋いで登校するウチは幸せいっぱいやった。
なんや、心配することなんてなんもあらへんやんか。ウチと蔵の行く末を阻むモンなんてない。
あったとしても、ウチらは崩れたりしない。
やってこんなにも…お互いが大好きなんやから。
「蔵っ、」
「ん?」
「なーんもない!」
「はは、なんやそれ」
いつだって今日だって今だって、蔵は隣におってくれる。これ以上ない、幸せやんか。
「襲うでほんま」
(爽やかスマイル120パーセント放出中)
…幸せやんか……なぁ?
そういえば昨日、蔵に抱かれたい発言をしてもうた…気がする。
けどまぁ…忘れてる…よね?
- 243 -
← | →